雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

母と子どもという概念が加わったボーナンザの独立拡張『レディボーン』の感想

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 ウヴェ・ローゼンベルクによる交渉ゲーム『ボーナンザ』の独立型の拡張(つまりこれだけで遊べる)の『レディボーン』の感想です。
 基本的なルールは『ボーナンザ』と同等です。
 変更点。
 と言うか、追加点は、


・換金効率の良い女性豆カードが加わっていること
・換金できない子ども豆カードが加わっていること


 以上2点です。
 女性豆カードは、純粋に嬉しいですね。通常の換金レートよりも効率が良いので、より少ないカード枚数で、より多くのターラーを獲得できます。
 一方、子ども豆カードは、いわゆるお邪魔カードです。子ども豆カードが、畑に植わっている豆のなかでいちばん上にあるときは、換金してもターラーにはならないので、他プレイヤと交渉して、このカードが来たりしたら思わず悲鳴です。


 ただ、子どもカードも悪いことばかりではなくて、植えた瞬間に、


「おぎゃーん! おぎゃーん!」


 と泣き喚き、もし、植わっている豆の中に、女性豆カードがあれば、


「あらあら、坊や。どうしたの?」


 と駆けつけてくれるのです(ただし、移動は2枚分だけ)。
 従って、女性豆カードのうえに、通常豆カードを重ねてしまっても、子ども豆カードを駆使すれば、いちばん手前まで呼んでこれるので、タイミングよく使うことができれば効果的です。


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 さて、感想ですが。
 飛び抜けて面白いわけではないですが、堅実で、悪くない拡張ですね。
 ゲームとしての難易度は基本の『ボーナンザ』より上がっていると感じました。理由は、交渉に使うカードが通常なのか、女性なのか、子どもなのか、交渉時には明示しないからです。ブラフ、とまでは行きませんが、不透明性が上がっているので、それを考慮して、交渉を仕掛けたり、受けたりしなければならないので、考えどころが増えている印象です。
 基本に慣れてきて、少し変わったものが遊んでみたい方にオススメです。