雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

彦星と織姫を送り届けよう『星の契り』の感想

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 FR@gamesの尾根ギアによるゲームマーケット2018春の新作『星の契り』の感想です。
 有志が集って立ち上げた500のゲームブランド、SMART500ゲームズの参加作品です。
 興味を覚えたキッカケは、2人専用の協力ゲームというメカニクスです。
 最近はぺこらさんと2人で遊ぶことが多いので、2人専用にデザインされたゲームは、とりあえず注目しており、しかも大好きな協力ゲームならば気にならないわけがありません。


 そんなわけでゲームマーケット当日、ブースに立ち寄って売り子の方にルールを教えていただきましたが、その時点での秋山の感想は、


これ、ゲームになってるの?


 でした。
 そんなわけで、2人用協力ゲームということで盲目的に買っても良いのではと思っていましたが、二の足を踏むこととなりました。
 しかし、他のブースを歩いている間も、こう、なんですかね、喉の奥に引っかかった魚の骨、みたいな?
 そういうのを、ずっと感じていたのですよ。それで、結局、時間に余裕があったタイミングで、ブースに戻ってみたら、運良く試遊卓が空いていたので遊ばせてもらうことにしました。


 だいたいルールは分かっていましたが、念のためインスト担当の方にインストしていただきます。
 この時点でも、正直、面白いかどうか、ゲームとして成立しているかどうかは疑問符でした。
 が!
 遊び始めて、数秒、


これは面白い


 面白かったです!
 いやはや、分からないものですねえ。
 自分で言うのもなんですが、秋山はゲームの本質を評価するタイプだと自分では思っているので、だいたいのゲームはルールを聞いた時点で面白いか面白くないかの判断がつきます。
 しかし、これ『星の契り』は違いました。
 ルールを聞いたときはピンと来ませんでしたが、実際にカードを配られ、手元にある3枚のカードを見て、相手の表情を見た瞬間に、分かりました。逆に言えば、そこまで時間が掛かった、とも言えます。


 ウンウンとプレイすること、15分くらいでしょうか。
 最高得点6点に対し、2点しか獲得できませんでした。


うん、これは良いゲーム!


 買うことにしました
 が、その前に周囲を見回したら、興味深そうに我々の様子を覗き込んでいる方がいました。


「試遊します? 面白かったですよ、これ」


「ですよね。面白そうです。……でも」


 ふと見ると、先ほど、秋山にインストしてくださった方が、他の方に対してインストしていて忙しそうです。


「いいですよ、私がインストしますよ。どうぞ、席についてください」


 面白かったゲームをインストするのは、まったく苦になりません。
 初対面の方に、先ほど遊んだばかりのゲームをざっとインストして、ミスプレイしがちなところは強調して、あるいはゲームの勘所と言うか、攻略しがいのあるところは、敢えて伏せて説明します。
 そして、


「では、楽しんでください」


 こんなことをしている内に売り切れてしまっては元も子もないので、インストを終えたら担当の方に一言挨拶してから、速攻でブースに向かい、ひとつ買い求めさせていただきました。
 その際に、


「対戦ルールもあるので、良かったらそちらも楽しんでください」


 と添えられて、その場では、


「うーん。協力ゲームが好きなので、対戦ルールは使わないかもしれません」


 と反射的に回答してしまいましたが、よく考えたらひとつのコンポーネントで2種類のゲームが遊べるのはお得です。いずれ協力ゲームで6点に手が届いたら、試してみても良いかもしれません。
 と言うわけで、試遊卓を抑えて出展されてらしたFR@gamesさんにとっても、秋山にとっても非常に幸いな良い出会いができたかと思います。ゲームマーケットは、こういうところがとても良いですね。ありがとうございました。