雲上四季

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西から東へ地下鉄を完成させよう『メトロックス』の感想

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 OKAZU brandさんのゲームマーケット2018大阪の新作『メトロックス』を遊びました。
 東京マップと大阪マップの2種類が入っており、まったく異なるプレイ感。だそうですが、一緒に遊んだメンバーがいずれも東京在住と言うこともあり、今回は東京マップの感想です。


 いわゆる紙ペンゲームの一種です。
 全員に同じ用紙が配られ、ひとりがカードめくり係となって、山札を上から順番にめくり、めくられた数字を見つつ、各プレイヤは、それぞれ自分の判断をして、用紙に書き入れていく。
 全員がまったく同条件なので、最適解を繰り返していけば、まったく同じ結果に至るはずではあるのですが、これが、ふしぎなことに最初は似たような行動を取っていても、細かい判断を何度も突き付けられている内に、次第にまったく異なる様相を呈していくことになるのですよね。


 メカニクスとしては『ストリームス』に近しく、また同じOKAZU brandさんの作品では『ローリングジャパン』が近しいですが、実際のプレイ感としては、はるかに辛く、にっちもさっちもいかないしんどさがありました。


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 そう、ルールが直感的でないのですよね。
 いざ遊び始めたら、すぐに分かるのですが、ルールを読み上げるだけでは、今ひとつピンと来ないのです。
 それ故に、最初は、わりとおざなりな判断をしてしまって、開始5分で、


あ、失敗した。やりなおしたい……


 と思うことになるのですよね。
 最初に遊んだときは、4人で遊びましたが、4人が4人とも、開始数分で悲鳴を上げて、でも、そのときは、


まあ、今回はお試しと言うことで。まだ新しい発見もあるかもしれませんし、続けてもう1回、遊びましょう


 と提案しました。
 その後も、苦しい展開が続き、まさか、こんなにも辛い思いをするとは思わなかった……と天を仰ぐのですが、そんな展開が、それから40分も続くことになるとは、それこそ夢にも思いませんでした。


 そう、意外に長いのです。
 これが20分で終わるゲームならば、終わった後に「もう1回」を提案しやすいでしょう。
 でも、40分となると、なかなかです。
 実際には、一応、提案しましたけれど「もう、いいかな……」という声が多数でした。


 面白いは面白いです。
 この手のゲームの中では、群を抜いた出来栄えです。
 繰り返し遊びたいゲームです……でも、連続で、ではないかなあ。
 軽ゲーと思って着手すると、手ひどいしっぺ返しを食らうことになるので、そこそこの覚悟を決めてから臨みましょう。良い時間を!

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 少し前に同系統のゲームを遊んで感想も書いていました。よろしければ、こちらも。