雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

たったひとつ(?)の冴えたやりかた『専属シェフは私だけ』

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 Friend2 Gamesさんのゲームマーケット2018大阪の新作『専属シェフは私だけ』の感想です。
 3~6人プレイで、10~20分のお手軽カードゲームです。


 まず、ストーリーが最高です。

王様の事が大好きな料理人達は、王様のたった一人だけの料理人――専属シェフになりたくて、ある勝負をすることになりました。
それは、毎晩の食卓にそれぞれが自慢の一品を並べ、どれが最初に王様に選ばれるか……というもの。
選ばれなかった料理人は徐々に自信を失っていき、最後には料理を作ることが出来ずお城を出ていかなくてはならなくなります。
王様のクセ、他の料理人の一品を見抜き、王様のたった一人だけの料理人――専属シェフを目指しましょう!

http://gamemarket.jp/game/専属シェフは私だけ 大阪【f17】/

 王様に気に入られるために料理の腕を磨くのではなく、他のすべてのシェフを追放することで、自分が専属シェフになるという逆転の発想……!
 明らかに方向性を間違えています。
 しかし、この間違えっぷりが、いきなり笑いを誘ってくれて、雰囲気バツグンです!


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 メカニクス的には、いわゆる「いっせーのーせ!」
 基本的には高い点数を出したプレイヤが、王様に選ばれて気に入られることになりますが、プレイヤの多くが高い点数のカード、つまり王様の好物を出した場合、王様はいきなりワガママを発動し、点数の低い珍味を求めはじめ、結果、点数の低いカードを出したプレイヤがラウンドを制したりします。


 様々な特殊効果を持つカードがあるので、場が荒れない前半のうちに確実に勝ちを取りにいくのか、ここぞという場面まで切り札を温存するのか。
 けっこう悩ましいゲームです。


 冒頭にも記した通り、プレイ時間は10~20分と短め。
 さくっと遊びたい方にオススメです。