雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

自分だけのリキュールを作ろう『リキュール・ザ・ゲーム』の感想

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 グループSNEに所属し、豚小屋としても精力的に活動されていらっしゃる酢豚さんが、ドイツゲーム喫茶B-CAFEからリリースしたゲームマーケット2018大阪の新作『リキュール・ザ・ゲーム』。遊ぶ機会に恵まれたので遊べました。
 細部まで作り込まれていて、完成度の高いカードゲームでした。


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 プレイヤはリキュールのメーカーとなり、様々なベースにフレーバーを加えて自分だけのリキュールを作ります。作ったリキュールが、顧客の希望に合っていたり、流行に乗っていたら売上が一気に増加します。ゲーム終了時、もっとも売り上げたプレイヤが勝利します。
 メカニクス的には、セットコレクションとオープンドラフトです
 他プレイヤの動向含めて、場はすべて公開されているので見通しを立てやすく、他プレイヤの動きを読みながら、高得点を得られるよう動いていきます。


流行に乗っている


 と、感じました。
 いわゆる流行りの要素と流行りの要素を掛け算したら、それは面白いものが出来ますよね、という納得感。
 OKAZUbrandさんの『横濱紳商伝』を遊んだときも感じました。
 メインストリームに乗っています。
 と、言っても、秋山は最近は伝統ゲームの他は、国産ゲームを遊んでばかりなので、当代で人気なユーロゲームを現在進行系で追えてはいませんが、なんとなく『ドミニオン』から『7Wonders』、『7Wonders』から『宝石の煌めき』みたいな流れは感じていて。そこから先は『マルコポーロの足跡』になるのでしょうか、それとも『テラフォーミング・マーズ』になるのでしょうか。
 肌感覚としては分かりませんが、そういうメインストリームを追っている方々を、ターゲティングしている。という気配を感じ取りました。


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 なので「ここ5年くらいのビッグタイトルが好き!」という方は、存分に楽しめるのではないでしょうか
 敢えて言うと短かったかもしれません。
 4人で遊んで、プレイ時間は30分
 もう少し長くても良かったかもしれません。
 と、言いますか、


もっと、リキュールを、じゃんじゃん作って、じゃんじゃん売りたかった


 ですね。
 カード運もあるかもしれませんが、終盤には、場がトレンドカードばかりになってしまい、想像していたより作ることができるリキュールは少なかったのだなあと後から気づきました。
 もう少しベースカードやフレーバーカードが多かったら、リキュールをじゃんじゃん作る楽しさと言うか、爽快感があった、かもしれません。


 お酒が好きな方であれば、テーマ的にも心地よいですし、ちょっとテキストの可読性が低いのは難点ですけれど、良いゲームだと感じました。