雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

笑いをこらえて『サイレントパーティ』の感想


f:id:sinden:20180625182508j:plain
 鍋野企画さんのゲームマーケット2018大阪の新作『サイレントパーティ』を遊びました。
 これは傑作でした。
 ルールは超絶シンプル、手番が来たら手札からカードを1枚、場に出すだけ。
 以上。
 勝利条件の代わりに敗北条件があり、それは声に出して笑わないこと


 平たく言えば、ネタゲーです。
 各カードには単体では意味のない、敢えて言うと、ほのかに面白い気がしないでもない言葉が書いてあるだけ。
 このカードが横に並ぶように場に出していくのですが、他のプレイヤがカードを出したら、その内容を確認して、後は5秒間、笑わないだけ。


 かんたんそうに思えるでしょう?
 これの何が面白いのか、って思うでしょう?


 でも、ですよ。
 どうしてか面白いんですよ


 多分、くだらない、意味がないにもかかわらず、笑いそうになってしまう自分を制御するのが面白いのでしょうね。
 後はときどき、偶然のような一手が繰り出されるのが面白いです。


f:id:sinden:20180625183335j:plain


 たとえば、この手札。
「坊主」のカードを「おばあちゃん」の上に出したら、どうでしょうか。
「坊主ヒゲ付き」になります。
 坊主なのにヒゲがついているとはいかに。
 まあ、面白いです。
 では、敢えて、「坊主」を「ヒゲ付き」の上に出してみたら?
「おばあちゃん坊主」ですよ。
 おばあちゃんなのに坊主。しかも、敢えてヒゲ付きを隠してまでの。


 これにくすりと来てしまうかどうかは、その人次第でしょうか。


 とまあ、こんな感じで、淡々と進むのですが、そのうちスイッチが入ってしまうと、箸が転んでもおかしいと言いますか、特になんということはない字面でも、笑いを堪えられなくなってしまうのですよね。
 気分は、ダウンタウンの笑ってはいけないシリーズでしょうか。
 人間、笑ってはいけないと言われると、かえって笑いだしたくなってしまうものなのですね。


 シュールなギャグを許容できるかどうか、人を選ぶと言えば選びますが、秋山は抜群に楽しいと感じました。