雲上四季

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

宝探しを追体験『ロードオブザトレジャー』の感想

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 2018年4月29日、名古屋で開催された桜降る世に謎解きを。公演を2つ、充分に楽しんだので、もう当日券狙いで争う気になれず帰ろうと思っていたら、ピンポイントで空いていたので、するりと入ることが出来ました。ラジエルさんのカフェ謎『ロードオブザトレジャー』これは傑作でした。
 ネタバレには配慮しますが、気になる方は回れ右推奨です。


 もう一度、書きますが傑作でした。
 元々、ラジエルさんはナゾガクでの『最初で最後の謎本』が評判よくて気になっていて、機会があれば遊ばせていただこうと思っていたのですが、期せずして新作の方の『ロードオブザトレジャー』を遊べることになり、これはこれで嬉しいけれど、テーマ的には宝探しより謎本の方が気になるよなあ、とテンションは低めでした。
 しかも、この作品、構造がちょっと変わっていて、一風変わったと言うか、あまり類を見ないタイプのストーリーで、当初の没入感が低めだったのです。
 また、難易度もけして低くはなく、総当たりとか、メタ解きとか、いわゆる王道でない方法で進めようとしていたら、スタッフの方がやってきては、


「ヒントをお伝えするので、どうぞ丁寧に進めてください」


 と言われ、なんとなく、もやもやしたりもいました。
 その感じが変わったのが明確に何処かと言われると難しいのですが、半分を過ぎたくらいからですかね。


なんかヤバイ


 語彙力皆無で恐縮ですが、ほんとこれなんですよ。
 ただの謎解きに興じていたつもりだったけれど、これはもしかすると何かとんでもない、すごいものなのでは? と、なかなか名状しがたいのですが、とてつもない傑作の予感が、ひしひしとし始めるのですよ。


 で、これが最高潮になるのが終盤、最後の謎を解いた瞬間。


え、うそ? なんで? そんなことありうるの? 偶然? いや、まさか! すべてはこの一瞬のためだったのか……!


 もう、すべてが。
 宝の地図に向き合っていた1時間20分のすべてが、一瞬のうちに一本の線で繋がって、ストーンと腹落ちする感覚
 凄まじい快感でした。
 ほんと、すごいです。
 ただ単に、リアルタイムな公演や持ち帰り謎を、その場で遊べるようにしたカフェ謎なんじゃなくて、カフェ謎である理由と言うか、カフェ謎でなくてはならないと言うか。
 ほんとうに感動的です。
 何度も書きますが傑作。今年のベストカフェ謎です


小物が多かったし、ちゃんとストーリー進んでる感じがして良かった

確かに小物多かったね

カフェ謎って遊ぶ度に「これ、持ち帰り謎じゃ駄目だったの?」と思うんだけど、これは現実と謎がリンクして、その場でない駄目だったのが良かったよ

ほんとう斬新だった

終わりに


 現在は大阪の時解さんでも遊べるみたいですね。
 所要時間60分~90分とありますが、秋山は80分かかったので、60分は、かなり早い想定だと思います。不慣れな方は、2時間を見ても良いかもしれません。しかし、傑作中の傑作なので、大阪に行く機会のある方は、是非、試していただきたいですし、何ならこのために遠征するのも悪くないくらいです