雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

技術力の低いひと限定のロボコンをボード上で『卓上ヘボコン 対戦キット』の感想


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 ペンとサイコロさんのゲームマーケット2017秋の新作『卓上ヘボコン 対戦キット』を遊びました。
 ヘボコンというのは、初めて知りましたが「技術力の低いひと限定ロボコン」ということで、ヘボいロボットで競うコンテストだそうですね。このゲームは、そんなヘボコンを卓上で再現したボードゲームです。


 パッケージの雰囲気からして、愛嬌がありますよね。
 正しい表現かどうかは分かりませんが、プラモデルの箱感があって、そういうのが好きな方は、グッと来るデザインだと思います。卓上の卓の字を間違えているのも、楽しいデザインです。


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 ゲームは3つのフェイズに分かれています。
 まずは部品を集めるフェイズ。タイルを円形に並べて、そこから順々にドラフトしていきます。獲得のルールは、ウヴェ・ローゼンベルクの『パッチワーク』に近しいでしょうか。あのタイルが欲しいけれど、素直に取ってしまうと、次に欲しいあのタイルが相手に取られてしまう可能性があるし……みたいなジレンマがあります。


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 タイルの獲得を終えたら、次は、組み立てフェイズです。
 限られた時間のなかで、最大限にタイルを組み合わせて、自分にとっての理想的なヘボコンを作り出していきます。
 タイルを集めるフェイズにおいて、自分が取ったタイルを確認することはできないため、いざ、組み立てフェイズに突入すると「あれ、こんなタイル取ってたっけ?」とか「うーん、強そうだと思って取ったけれど、持て余すなあ」みたいな事態が発生します。


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 なんとかしてロボットの組み立てを終えたら、いよいよ対戦フェイズに突入します。
 組み立てたタイルに従って、その命令文通りにロボットを動かしていくのですが、これが、まあ、ままならないこと!
 変なところで回転してしまったり、お互いに近づくことなく右往左往したり、笑えます。


 類似のゲームとして『ギャラクシートラッカー』が挙げられるかもしれませんが、あちらが限られた時間のなかで、可能な限り強度と汎用性に長けたロボットを作り出して、他プレイヤに対して勝つことが明確に掲げられるのに対し、こちらは、上手く作れなくても構わない。過程を楽しもう! みたいな面があります
 勝っても負けてもプレイ中が楽しい、良いゲームでした

ぐるぐる回って、自殺したよ!

ままならないのが面白いよね

完璧にしちゃいけないっていうのが返って面白いよね