ゲッテルデメルング。
ご存知ですか? ドイツ語で神々の黄昏、つまりラグナロクのことだそうです。
と言うわけで、FGO第2部第2章の『無間氷焔世紀ゲッテルデメルング』をクリアしました。
死のルーンを刻まれたホームズ
いやあ、今回は初っ端から危機感をあおってくれます。
亜種特異点の頃からそうでしたが、基本、ホームズがいれば何とかなる、何とかしてくれるという安心感がありましたが、大人版ダヴィンチちゃんに続いて、まさかホームズまでやられるとは……! です。
オレが! ここに! いるぜ! の人
暑苦しい。
しかし、この暑苦しさがホームズ亡き今(生きてます!)は救いです。
自分で自分のことを、可能性の男だとか虹放つ男と言い切っちゃうのは、まあ、良いとして快男児ってのは、また珍しい語句選択ですよね。なんとなく、もっと子どものイメージでした。
愛そうか、殺そうかの人
愛するか殺すかしかないなんて極端ですね! 女王!!
ところで、この存在は面白いですね。スカーサハを媒体にスカジが召喚されたということだと思いますが、川上稔『境界線上のホライゾン』の二重襲名を思い出しました。
アインツベルンの娘
すごい存在ですね。
イリヤの身体のなかに、アイヌのシトナイ、フィンランドのロウヒ、そして北欧の女神フレイヤが同居しているだなんて盛りだくさん過ぎます。
どうして、こうなった……?
しかしアルターエゴですか……、沖田総司オルタとメルトリリスがいるので、アルターエゴは充分感があるんですよね。もっと他のクラスが良かったです。
紫水晶の女
ブリュンヒルデ、ついに本編登場です。
彼女を、初めて見たのはイベント『ダ・ヴィンチと七人の贋作英霊』においてですが、もう変態と言うか、完全なる変態と言うか、突き抜けた変態と言うか……まあ、変態だったので、物語上もてはやされても「ほんとうにブリュンヒルデで大丈夫なの?」という懸念が少々。
炎の巨人スルト
スカサハのなかにスカディ、イリヤのなかにシトナイ。
第2章登場のサーヴァントには、他の身体を借りているのが多かったので、またどうせシグルドの身体を借りてのはロキでしょう、分かる分かると思っていたらスルトでした。予想外。
ラグナロク
ナポレオン「──不可能だって?」
ナポレオン「そう言ったか。ああ、言ったよね。そいつはオレに火を点ける言葉だぜ、オーララ!」
ナポレオン「知ってるか! 新兵とマシュ! それに小さなお嬢さんとおっさん!」
ナポレオン「人が不可能を語るとき、そこには、ささやかな願いが込められるもんだ」
ナポレオン「もしかしたら。きっと。もしも。ってな」
ナポレオン「……生前のナポレオン・ボナパルトがどうかは分からん。何せオレは背丈も違うと来るからな」
ナポレオン「当時、人々は想った。願った。あの皇帝ナポレオンならば勝てるのではないか?」
ナポレオン「別の時にはこんな風に想った。もはや、あの皇帝は市民の幸福の邪魔なのでは?」
ナポレオン「結果、どうなったか分かるか」
ナポレオン「どちらも叶えた! 痺れるねえ!」
ナポレオン「願いに応えて勝利して、願いに応えて失墜した。それが結果だ」
ナポレオン「それがこのオレだ」
ナポレオン「人理が刻んだ──期待に答える英雄、英霊さ! ──英霊ナポレオンは! 願いに! 応える男だ!」
くぅ~、カッコイイですね!
やってることは、アーラシュのステラと一緒ではという気がしなくもないですが、物語のスケールが一気に大きくなって、もはや人間の出る幕などないのではと思っていたら、ここに来ての英霊ナポレオンですよ。シトナイのバーサーカー以上の活躍です。
しかも、オフェリアの呪詛まで持っていくなんてカッコ良すぎです。
そんなね、最高にカッコよかった汎人類史の英霊たるナポレオンに応える言葉はひとつしかないですね。
オーララ!
オフェリアとの別れ
ああ、ここは苦しいですね。
救えるものなら救いたかったですし、救うチャンスなどいくらもあったし、しかし、いずれも遅すぎた気もします。
とは言え、敵の手に落ちず、変に悪用されず、静かに逝くことができたことこそ、彼女に残された唯一の救いだったのかもしれません。
終わりに
そして空想樹を切断。
今回は北欧神話がモチーフでしたし、名前はユグドラシルだと思っていましたが、違いましたね。
そして……
???「私はシオン。シオン・エルトナム・ソカリス」
???「そろそろ地球が滅びるなー、と予測して彷徨海に逃げ込み、キミたちを待ち続けた霊子ハッカー」
???「彷徨海のお歴々から白紙化地球解決プロジェクトを任された、アトラス院の最後の一人だ」
シ、シ、シオンーっ!?
まさか『MELTY BLOOD』のシオンがここで登場するとは!
Fate世界と月姫世界は交錯しないと思っていたので、このシオンの登場は嬉しい限りですね。ああ、ついでにさっちんも登場しませんかねー。
第3章が楽しみすぎます。