忘れっぽい方です。
自分が言ったことも言われたことも、わりとなんでもすぐに忘れてしまいます。
察するに、敢えて忘れているのだと分析しています。
今日は、そんな、忘れることによって根に持たない生き方で楽をする、そんな話です。
やった方は忘れるけれど、やられた方は忘れない
あんまり思い出せませんけれど、子どもの頃は、けっこう不当な扱いを受けたような気がします。物を隠されたり、すれ違いざまにどつかれたり。
クラスメイトの誰かが嫌で、登校したくない。
そう、考えた日もあったはずです。
絶対に忘れない。いつか復讐してやる。
そんなことを決めたような気もしますが、今、この記事を書こうと思い立った瞬間まで、わりと完全に忘れていました。
あるタイミングで、忘れてしまった方が楽だから、という結論に至ったからだと思います。
覚えていても、あんまり健全でない
だいたい不毛ですよね。
学生時代は、毎日、顔をつきあわせざるをえないので仕方ありませんが、卒業してしまえば、もう二度と会うことはありません。いつか復讐してやるとか考えても、リスクを考えると実行に移すメリットはありませんし、そんな計画を立てたり夢想していたりする時間は、生産性に欠けるので無駄です。
いっそ、忘れてしまった方が、精神的には健全です。
と言うことで、忘れようという結論に至った翌日には、もう忘れていた、気がします。
恩はなるべく忘れない
忘れると楽できることを経験的に知ってしまってから、俄然、忘れっぽくなってしまって困っているのですが、受けた恩は、なるべく忘れないようにしています。
と言うか、記憶リソースは有限なんですから、自分を嫌っているひとことはさっさと忘れて、自分を好いてくれるひとのことを、ちゃんと覚えた方がよいのではないでしょうか。
受けた恩だけ覚えておいて、スキあらば返していく。
こちらの方が、ずっと気持ちよく生きていけます。
終わりに
最後にひとつ。
どんどん忘れると楽できるのも事実ですが、うっかり同じ轍を踏むことだけは注意です。喉元過ぎれば熱さ忘れると言うか、なんと言うか、同じミスをおかしてから「やべ、またやっちまった!」みたいな感じです。
まあ、それも寛容なひととだけ付き合っていれば良いんですけどね。
今日の結論は、なるべく楽に生きましょうやということでひとつ。