雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

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顕微鏡を覗き、特効薬を発表せよ『Dr.野口っち』の感想


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 るりるりゲームズさんのゲームマーケット2017秋の新作『Dr.野口っち』を遊びました。
 これは傑作ですよ……(深い溜め息と共に)。


 ちなみにタイトルは「どくたーのぐっち」と読むそうです「のぐちっち」でないところに謎のこだわりを感じます。


 さて、ゲームの内容ですが。
 プレイヤは研究者となり、世間を騒がせているウィルスに対する特効薬を、先んじて発表することが目標となります。
 顕微鏡を覗きこみ、シャーレを見てみると、そこには様々な形、様々な病原菌がいます。病原菌の種類と数に応じて、対応した特効薬が決まってくるため、他プレイヤより早く特効薬を特定し「発表します!」と宣言します。宣言後、シャーレを確認して、発表内容が合っていれば勝利点が貰えるという仕組みです。
 最初に勝利点5点を獲得したプレイヤが勝利します。


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 このゲームは、良いポイントが、けっこう多いのですが、まずは目につくところからいきましょう。そう、顕微鏡のコンポーネントです。
 あの平たい箱に、こんな立体的なコンポーネントが入っているとは、予想だにしませんでしたよ。
 高さ約20センチもあるんですよね。
 顕微鏡にシャーレをセットしてから覗き込むと、確かに病原菌を見て取ることができ、なんだか研究者気分になれて楽しいです。


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 顕微鏡の狭い穴からは、シャーレの全体像は見ることができず、だいたい6分の1くらいを見ることができます。
 ゲーム中は、ダイスを振って、出た目の分だけシャーレを回転させて、しかる後に顕微鏡を覗き込むわけですが、これが、案外、うまくいかないんですよね。3回、回した後に、もう3回、回したら同じ場所に戻ってくるはずなんですけれど、どうしてかさっきとは異なる病原菌が見えたりして、一度、顔を離して「おかしいなあ?」と首をかしげているうちに、うっかり顕微鏡に触れてしまったりすると、もう一度、覗き込んでみると、さっきは見えていた病原菌が見えなくなっていて「いかん! 得られる情報が減った! 思い出せない~っ!!」ってなったりして最高です。


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 プレイ時間は2人で遊んで25分ほど。
 こういうアナログ的な体験と、ゲームデザインが一致しているゲームは、ほんとうに素晴らしいと思います
 傑作、と言って差し支えないでしょう


覗くっち!

野口英世がモチーフだと思うよ

『天動説』と比較すると、組み立てが楽で良かったよ。箱の猫もかわいいよね。後、病原菌も、けっこうかわいいと思う

イラストはいいよね

途中でさ、あっきーがいちはやく宣言したとき会ったじゃん。あのラウンド、私、ぜんぜん情報が少なかったから「負けたー!」って思ったんだけど、最後に覗いたときに特殊病原菌があってさ~、神的展開だったよー

あれはねえ、気持ちよく負けたよ