エッセンシュピール2018の新作『DECKSCAPE The Mystery of Eldorado(デクスケープ:エルドラドの神秘)』を遊びました。日本語タイトルは、たった今、秋山がつけた適当なものです。
ネタバレに配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
『DECKSCAPE(デクスケープ)』シリーズは、ABACUSSPIELE(アバカスシュピール)などから出ているカード型の謎解きゲームです。その性質上、1回限りの体験となります。
60枚のカードが入っており、1から6人のプレイヤは、順番に並んだカードを1枚ずつめくっていきます。
カードは、謎カードとアイテムカードの2種類からなっています。
謎カードは表面に謎が記載されており、プレイヤはそのカードをめくる前に相談の上、ひとつの答えを導き出します。謎カードの裏面には、謎に対する答えが書いており、その答えが事前に導き出していた答えと合致していれば見事クリア、間違っていれば失点を受けることになります。
アイテムカードは、その名の通りアイテムであり、ゲーム中、手に入れたアイテムを活用して謎を解くことになります。
『DECKSCAPE The Mystery of Eldorado』はシリーズ4作目となるタイトルです。
紙やペンを必要とせず、折ったり曲げたりして、コンポーネントを破壊せずとも楽しめる点が好きで、個人的には『EXIT(イグジット)』シリーズよりも、推しです。
シリーズ3作目は積んでいますが、1作目と2作目は遊び終えており、感想も書いています。よろしければ、どうぞ。
さて『DECKSCAPE The Mystery of Eldorado』ですが、今回は冒険物でした。
主人公はエルドラド(黄金郷)を求めて旅をしている冒険者であるあなた。乗っていた飛行機が墜落し、ジャングルのど真ん中に不時着したところから物語が始まります。
いわゆる密閉された空間からの脱出だとか、爆弾を解体するだとか、そういう緊迫した感じは、なかったですね。どちらかと言うと、猛獣に狙われている危機的状況から脱するためには、どうしたらいいか……! というサバイバル感のある謎解きでした。
クリアに要した時間は2時間20分。
今までのシリーズは1時間半くらいで終わっていたので、ずいぶん時間が掛かりました。
ヨーロッパから日本に帰ってくる最中、トランジット先のドバイで遊んだため、普段よりも疲れていたと言うのもあるかもしれませんが、純粋に和訳すべき文章が多かった気がします。
あるいは、一枚謎のように、カード1枚で完結している謎よりも、それまでの冒険を踏まえて想像力を働かせないと解けないような謎が多かった気もします。
このシリーズは、名古屋のゲームストア・バネストさんが和訳を手掛けることが多いので、待っていればいずれ発売されることでしょう。
オススメですので、機会があれば、是非、遊んでみてください。
カードをじっくりと見ないと解けない謎が、けっこう多かったよね。迷路とか、目を凝らさないと分からなかったよ
箱には6人までとあるけれど、実質3人くらいまでだよね
最初、飛行機が墜落したの怖かったね。私たちが乗った飛行機は墜ちなくてよかったよ
まあ、そうそう墜ちないでしょ
海外の謎解きのなかでは、安定して面白いと思う。