しばらく間が空きましたが、ヨーロッパ旅行記の後半スタートです。
今回はパリ市内をけっこう観光したのですが、なかでもパリ・オペラ座(ガルニエ宮)は最高でした。
西のファザードと皇帝のロタンダ
オペラ座と言えば、ガストン・ルルーによるゴシック小説『オペラ座の怪人』ですよね。
ぺこらさんが、この小説……と言うか、映画が好きで、その舞台を見に行こう! ということになり、訪ねたのです。
と言うわけで、こちらは見学者向けの入り口である西口です。
公演がないタイミングであれば、こちらから入場し、館内を見学することができます。
この写真は、訪問前日の夕方に撮影しましたが、実際には朝イチで訪ねました。
10分ほど並んでから入場。まずは、荷物チェックです。問題なく通過し、次はチケットの購入。その後は、ツアー客の待ち合わせホールがあります。
ツアーなしでの観光だったので、ホールは素通りしたのですが、これが功を奏しました。なんと、まだ、ほとんど観光客のいないオペラ座に入ることができたのです!!
豪華絢爛な内装を、じっくり楽しむことができて、めちゃくちゃテンションが上がりました。
大階段
かの有名な大階段です。
中央の踊り場にドレスを着た女性が立っていますが、この方は観光客ではなく、おそらくはスタッフの方。後に、観光客と一緒に写真を撮ったりしているのを見ました。
ドレスアップした方は、他にも何人かいらっしゃって、映画のなかの世界に迷い込んだような印象を受けます。
イシドール・ピルによる天井画。
美しい天井画を見上げながら階段を登っていたら、転びそうになりました。
こちらは、ひと通り堪能して、帰る間際、もう一度、大階段に立ち寄ったときの写真。すでに観光客が溢れかえっています。
やはり、朝イチで入って、しかもツアーに巻き込まれなかったのは成功でした。
大休憩室
公演の合間に、観客が休憩するためのスペース。
こちらも開館直後だからか完全なる無人で、この広いスペースを独り占めできたのは、超絶快感でした。
反対側まで歩いて、振り返ったところ。
荘厳極まりないです。
テラス
大休憩室から外に出ることもできました。
こちらも無人でした。
曇天におおわれていて、ちょっと暗い感じですが、ベランダからパリ市内を見下ろしてみました。
パリは、ほんとうに街並みが美しいですね。
図書室
館内には図書室もありました。
こちらも、ご覧の通り無人です。
写真では分かりにくいかもしれませんが、鉄格子で、本を手に取ることはできませんでした。当然、貸し出しも行っておらず、展示空間です。
館内の見取り図。
こういうのを見るだけでも楽しくなりますね。
ドレスの展示
役者さんが着ていたドレスの展示でしょうか。
この奥には、衣装の貸し出しスペースもあり、ドレスを着て館内を歩き回ることもできるみたいでした。
……あ! もしかしたら、先ほど階段に立っていた女性も、このサービスを受けた観光客だったのかもしれません……。
観客席
観客席にも入ることができました。
どうやら役者さんが練習している様子です。ヒステリックな監督さんですと、リハーサルに集中するために、見学者一切お断りで閉館にしてしまうみたいですが、この日は、そういう感じではなくて恵まれました。
観客席の頭上にあったシャンデリア。
かつて、ここにあったシャンデリアが落下して、観客に死者が出たという事件が『オペラ座の怪人』の着想になったみたいですね。
暗闇のなかで撮ったので、ブレブレですが、観客席はこんな感じ。
実に美しいです。
ファザード
最後は、お土産物屋さんで買い物をして、東口から出て、正面に回り込んだところからの写真です。
さっきまで、ここの2階部分にあるテラスからパリ市内を見下ろしたのですが、ここから見上げるのも良い感じです。
終わりに
と言うわけで、オペラ座を訪ねてみた、でした。
何度も書きましたが、朝イチで訪ね、他の観光客がまったくいない中、無人の内装を堪能できたのは最高でした。
『オペラ座の怪人』ファンの方は、超絶オススメなので、是非、機会を作って訪ねてみてください。
オペラ座、行きたかったんですよ! ずっとね! オペラ座の怪人が好きだから。ちょうど泊まったホテルから、徒歩数分ってことを知って、行こう! って思ったの。行ってよかったでしょ
めちゃ良かった。想像以上だった。と言うか、まあ、単なる劇場だと思ってたんだよね。あんなに内装が豪華で、華やかで、荘厳だとは思っていなかった
映画を観てないからだよ! あの大階段とか、まさしくだよ!! でも、想像よりも良かったっていうのは分かる。天井画とか、シャンデリアとか、思っていたよりずっと良かった。でもね、あっきー
なあに?
あれは、ただの劇場なんだよ
知ってるよ
ただの劇場なのに、あんなだなんて、すごくない? 美術館じゃないんだよ
これが、パリクォリティだよ