雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

完璧な開拓地の構築は難しいものだ『サイコロニー』の感想


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 nononon factoryさんのゲームマーケット2018秋の新作『サイコロニー』を遊びました。
 1~6人までが遊べるダイスゲームですが、筆記用具を用意すれば7人以上でも遊べます。


 激烈に面白かったです
「もどかしさ」という点において、非常に完成度が高いです。


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 プレイヤは開拓団の団長となり、荒地を開拓していきます。
 ゲームは10ラウンド。毎ラウンド、代表者1名がダイスを4つ振ります。各プレイヤは4つのダイスのなかから2つを選びます。ダイスを選んだら、対応するエリアを開拓したということで、与えられた紙の該当するエリアに斜線を引きます。
 10ラウンドが終わる頃には、20箇所が開拓されていることになります。


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 開拓を終えると、いよいよ点数計算フェイズ。
 入植者たちがやってきて、宿屋なり教会なりを建てていきます。各建物は、長方形だったり、正方形だったり、テトリスに出てくるような変な四角だったり形が決まっていて、開拓したエリアの中で、その形が、ぴったり収まるエリアに建てられます。
 と言っても、好きなところに好きなように建てられるわけではなく、各建物には「空いているならば、この列を含めて建てるべし」という指針が定められており、その列を含めるように建てられそうならば、建てなければならないのですが。


 このルールが、非常に素敵な「もどかしさ」を生み出しています


 ありていに言うと、事故が頻発するんですよね。


 ダイスを振って開拓している段階においては「ここに宿屋を建てて、ここに酒場を建てて」と計画的に開拓していくことでしょう。
 しかし、ダイス目によって余計に開拓が進んでしまうと「ここに宿屋を建てる予定だったのだけれど、ここに建てられるから建てなければならない(そして、開拓した斜線のエリアに、もう1本、交わるように斜線を引いてバツ印を作る)」という事態が発生したりします。
 そして、そのせいで「酒場用に取っておいたエリアの一部が、宿屋に取られてしまい酒場が建てられなくなった!」という悲劇的な事態が発生するのです。


 不幸は連鎖して、建築計画が崩壊すると、もう高得点は望むべくもありません。
 ところが、計画が乱された結果、最終的に建てられないはずだった高得点建物のためにエリアが、手付かずで残されて、なぜか建てられるようになったりすることもあって、それもまた楽しいです。


 慣れればダイス目によらず安定して高得点は出せそうですが、それでもダイス目に恵まれないと何とも……という感じかもしれません。
 同じ難しめの紙ペンゲームと言えば、OKAZU brandさんの『メトロックス』があります。『メトロックス』がお好きな方は、こちらも楽しめることでしょう。


私、よく出来たよ。勝てた

ぺこらさん、強かったね。うまいこと書けると嬉しいよね