沈んでゆく、沈んでゆく。闇の中を沈んでゆく。
そこは底なし沼、終わりなき旅。いつまでもどこまでも、延々と、飄々と、どこまでもどこまでも、いつまでもいつまでも。沈んでゆく、沈んでゆく。
嘲笑と罵声をBGMに、落ちゆく自分を俯瞰する。
腐れきった自身を見下ろし、それでもいつかは勝ち誇り、見返せるはずだと信じている自分を嘆く。一体その自信はどこから湧いてくると言うのだろう。どうして、現実から目を背け、そのような世迷い言で己を納得させることができるのだろう。わからない。
わからない、わからない。わからないままに、沈んでゆく、沈んでゆく。
延々と、飄々と、際限なく沈んでゆく。いつまでもどこまでも、沈んでゆく。