『メフィスト』と『新現実』を購入。メフィは、森博嗣、高田崇史、奈須きのこと揃っていて、特別特集の「装丁家・辰巳四郎氏を悼む」や、覆面三人組による「ジャンルX研究会」など読みごたえあり。辰巳四郎氏リスペクトとして、真っ先に特集を読んだが、そこで初めて綾辻行人の館シリーズはノベルス版と文庫版とで表紙が違うことを知った。ノベルス版『迷路館の殺人』は実に秀逸。素晴らしい。
新現実は……まあ、うん。佐藤友哉、元長柾木、白倉由美あたりが楽しみだ。他は……まあ、うん。どうでもいいが、メフィとか新潮とかが置いてある文芸コーナになかったので、店員に探してもらったところ、表紙が恥ずかしくて焦った。どうして、こんな表紙なのだろうと頭を抱えたら、
それらを丸ごと、『週刊わたしのおにいちゃん』の大嶋優木のイラストというもう一つの「現在」にパッケージして読者諸氏に届けることが04年の春におけるぼくの選択である。
君たちがそれを望む望まないに関わらず。
とのこと。実に大塚英志らしい。納得。