雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

塔をも倒す水曜日

 いい加減、積んでいる本をどうにかするべく、積読リストを作り始めました……が、三十冊に至った段階で諦めました。山ひとつで三十冊、そして目に入る範囲の山は四つ。脳が計算することを拒否しました。秋山に三桁以上の足し算はできません。それよりもむしろ、処分したい本のリストを作ろうかなと思っています。ブギーポップ全巻であるとか、悪魔のミカタ全巻であるとか。欲しい人いれば、オフ会のときにでも持参しますよ。
 そう言えば、合宿先で『もえよん*1という月刊誌を買ったのでした。その名の通り、萌え系のイラストで延々と四コマが続く雑誌なんですが、素晴らしいです。本来はひとつの漫画雑誌にひとつやふたつぐらいあって丁度いい萌え四コマが、延々と一冊、構成してしまうぐらい続いているのですよ。はっきり言って、これだけ萌え系のイラストを連続して見れば、途中でもういいよという気になりますし、次号は二度と買うまいと強く思います。けれど、読み終えてからしばらく経つと、まるで中毒症のようにムズムズしだして、バックナンバが欲しくなってくるのですよ。おおよそ、ありえません。次号は10月9日発売だそうです。
もえかん(仮)』読書中。溝口要皓「おぎゃ鴉。(短縮版)」とくになし……で片付けようかと思いましたが、少しだけ。末尾にこの一編をして、断篇集と称していますが、中々、趣のある言葉だと思います。序盤の萌桐新が語る頽廃的な生活、消えた未成年(笑)と極限もえかんスタジアム、そしてターゲットとなった田中係長と志摩子。個々の物語は非常に面白く読める核を抱えているのに、それを有機的に接続させ、また発展させる力が弱いように感じられました。永井坂奈「鳳明館殺人事件」これは普通に面白かったです。元ネタの多くを知らないので、十全に楽しめたとは言いがたいですが、文章の運びや展開、156ページ以降に散見された詩的な言い回しは美しかったと判じます。ヴィクター・ロレンゾ・ホワイトチャーチ/杉江松恋「信号事件」とくになし。