雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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全体、及び第八号

『ヘリオテロリズム』を介して知った根子さん(http://www.katzendreck.com/)は似非HMC(http://hmc00.hp.infoseek.co.jp/)の管理人です。似非HMCというのは、本格ミステリ好きな部員たちが、本格ミステリについて語る部で、年に二回ほどのタームで『MISTERIOSO』という機関紙を発行しています。機関紙というのは、団体がその活動を発表するのに発行する雑誌なので、約50人の部員たちが掲示板やチャットで交わした議論を元に小説や評論が載っているのだろうと思います。『MISTERIOSO』自体は『回廊』を作ろうと思い立ったとき、ネットで文芸誌を検索して発見していました。当時はまだ第五号までしかなかったです。最新号は第八号で、先月に発行されました。参加者人数は16人で、総枚数は477です。この総枚数が、総原稿用紙枚数なのだしたら、文庫本が作れますね。第七号は1524なので、京極クラスです。
 第八号はテキスト版目次と画像版目次があり、画像版目次は初めての人には不向きですが、非常に格好よく、何かエスプリみたいなものを感じます。HTMLでネット上に公開していることも含め、Foliohttp://folio.daa.jp/)と似ているところを感じますね。フォントなどを指定したり、スタイルシートも使い、読みやすい形式というのは模索しているようです。毎号、幾つか企画を設けているようで、今回は「xxに挑戦!」と「テーマ競作・盗聴」があるそうです。また、作品の末尾に、その場でアンケートが書けるようにメールフォームが置かれています。個人のサイトで、感想の得方に関しては『回廊』の第二号で特集を組み、模索したことがありますが、『MISTERIOSO』はよく研究されていると思います。洗練されています。
 それでは明日から実際に中身のレビューに入りたいと思います。