2005-06-14 神様のパズル 神様のパズル作者: 機本伸司出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売日: 2002/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 51回この商品を含むブログ (74件) を見る 面白い。とても面白かった。久しぶりにページをめくる手が止められない作品だった。天才女子学生と落ちこぼれ大学生がゼミで「人間は宇宙を作れる派」になり、「作れない派」と争うのだが、いやあ、興奮した。作中で登場人物の大半が言っていることの大半は意味不明だが、実際に宇宙が作れるのではないかという佳境に入ったあたりから、もう面白くて面白くて堪らなかった。 SFセミナーで桜庭一樹がこの作品をして、最初は宇宙という壮大なテーマから始まって、最後は恋愛という日常的なテーマに終わるのが面白いと言っていたので、青春物なのかなと思っていたが、SFとしても充分、読めるのではないだろうか。青春、そしてSF。いやあ、面白かった。