雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

充実の三日間

 12日。例の如く朝五時に起床しバイトへ。そろそろお盆休みが始まるので客は少ないのではないかと夢想したけれど、いつも通りの忙しさ。帰宅し朝ごはんを食べてから、そのまま大学へ。電車の中で『回廊』の作業を続行。大学に到着後、環司と合流しパソコン室で『竜の見る夢』ジャケット・「もし『回廊』第五号がA3一枚の紙だったら」・『回廊』第五号などを印刷。夏休み中にも関わらず大学に来ている学生に奇異な目で見られる。部室に移動し第五号を折り始める。岩手ではプリントを折ることを折りント、プリントを綴じることを綴じントと言うそうです(踝情報)。150枚まではいっぺんに綴じれると思っていたホッチキスが実は100枚までだったり、滴り落ちる汗で紙が濡れそうになりながらも二時間掛けて四部折る。「二時間で四部しか作れないのかよ」という突っ込みに関しては、第五号四冊を撮った写真を見て納得してもらおうと思ったが、すっかり写真を撮り忘れた。秋山の分の作業が終わった後、『竜の見る夢』のジャケットを切り取る作業を環司に任せ「すまん、ちょっと寝るね」と一言。次の瞬間には三十分経っていた。帰りの電車でまた少し『回廊』の作業を続け、帰宅するなり熟睡。
 12日夜、電話がある。一度目はスルーしたが、直後にもう一度、掛かってきたので急用なのだろうと電話に出る。誰であろうもにょ姉(id:akikonomu)である。何でも雲上四季に、

*さらに 18:42
 もう二三時間寝ます。恐らくはそれでいける。

 と書かれているのを見て、23時過ぎにメッセで話しかけてみても応答がなかったので、心配して電話を掛けてくれたらしい。もにょ姉と出逢ってしまったことこそ、秋山にとっての最高で最悪のボーイ・ミーツ・ガールだろう。何十分か記憶するに足らない雑談を交わし、電話代が勿体ないからとスカイプに移行しようとしたが、不都合によって接続できず、メッセする。24時を過ぎ、眠気と格闘しつつもラジオ……ではなく『竜の見る夢』の最終作業に入る。五時間以内に完成させてCD-Rに焼かなくてはならないという限界状況。ラジオをよっちゃん(id:yoakero)に任せ、気合いを入れて制作に集中する。やがて、よっちゃんは始発に乗ってコミケ会場に行くと言うので、ラジオを少しやって終わらせ、五時にゲームを完成させる。その後はシャワーを浴び、荷造りをしながら、二台のPCを使ってCD-Rを焼きに焼く。
 13日。新宿駅にて踝さん(http://qed-jp.com/)、言村さん、水池さん(id:mizukunn)、キセンくん(id:firstheaven)と待ち合わせ。約束した時間の15分に到着するものの、誰もいないので構内をさまよう。途中、トイレで用を足していたら、閉まっている個室を無言でドンドンと叩いている人がいた。その場から動けなかったゆえ、止めに入ることは出来なかったのだけれど、中に入っていた人は酷く恐い思いをしたのではないだろうか。集合場所に戻ると言村さんが来ている。次いで踝さん、少し遅れて水池さん、そしてキセンくんからは間に合わないと連絡が入る。もっと五分前行動を心がけましょう。
 国際展示場駅前でサークル入場組と一般入場組とに分かれる。ブースに着くなり、『回廊』第三号〜第五号の製本を始める踝さんと水池さん。秋山は少し『回廊』の作業を行って、頑張っている二人の写真を撮ったり、mixiを見たりしてから何十分か仮眠を取った。開場するまでの間に「張り倒そうかと思った」と五回は言われる。開場時間が近づいても製本作業の手を休めない踝さん。「売る準備をしないでいいんですか」「製本が先です!」鬼気迫る口調に衝撃を受け、秋山も製本の手伝いをする。やがて本当に時間が近づくと、踝さんは凄まじい速さで回廊Tシャツや「もし『回廊』第五号がA3一枚の紙だったら」、そして勿論、踝さんが今までに作った本を飾り始める。非常に手馴れていた。秋山ものんびりと回廊Tシャツ(赤)に着替え、売る準備を始める。
 開場。安眠練炭降臨(id:trivial)。安眠練タンと会うのは実は始めてである。「開場直後にやってきて『まだ踝先生の新刊は売り切れてませんよね』と言おうと思った」などといきなり飛ばす安眠練タン。しかし秋山は平然と「お久しぶりです、滅・こぉるさん」「誰ですか、滅・こぉるというのは。僕はそんなに似ているんですか」「ははは」といった会話を交わした。その後、根多加良さん(http://yokattanetaka.jugem.jp/)がいらっしゃり、ほぼ同時に言村さんとキセンくんがブースにやってきたので売り子を水池さんとキセンくんに任せ、踝さんとねたかさんは挨拶回りに、秋山と言村さんは昼食へと出かける。11時と早い時間ゆえか、サイゼリアは奇跡的に空いていて、そこで『回廊』の作業を続ける。食事を終えた後も作り続け、ようやくPDF版が完成する。長い道程だった。そうこうしているうちに、店の前には長蛇の列が出来上がり、キセンくんから早く戻ってきてくださいと電話が来たので仕方なく帰る。売り子をやっている間に、石野休日さん(http://i-sunday.net/)、リッパーさん(id:kirisakineko)がいらっしゃる。売り子をやっていない間に、姫椿ひめ子やよっちゃんが来たらしい。
 当日の少し前に姫野由香さん(http://www11.plala.or.jp/miikopro/)から「本あげますよ」というメールを貰っていたので嬉々としてみいこプロのブースを訪ねる。約束通り本を貰い、こちらもお返しに『竜の見る夢』を差し上げようと思ったら、身近にはMac環境しかないとのことで気持ちだけ差し上げる。このとき『PAYSAGE 2』という魅力的な作品を教わる(http://skipjack.oops.jp/paysage.html)。錚々たる参加者を見て興奮する秋山。しばし、二人で河村塔さん(http://www001.upp.so-net.ne.jp/toh-kawamura/)の創作に対する姿勢や創意工夫の鮮烈さ・斬新さを褒め称える。その後、古川さん(http://skipjack.oops.jp/)に挨拶して、ファウスト賞の話などをする。「仮に年々、応募資格の年齢の欄が下がっていったら、第三回まで応募して『次も送ってきてください』と編集部からコメントを貰えても、第四回には応募できない、なんてことがありますね」「そんな新人賞は嫌ですね」というような話をした。その後、河村塔さんの新刊を買ってから、姫野由香さん場所を教えてもらい白河紫苑さんのブースを訪ねる。素敵な白衣が素敵だった。祀色草子の蒼桐大紀さん(id:shisiki)の作った『Monotone Ideal』や、市川憂人さん(http://www6.plala.or.jp/yu_ichi/mys/)の作った『カルテット・ダンス』などを買い、文庫の格好よさに酔いしれる。後、『カルテット・ダンス』は高橋メソッドによる内容紹介も面白かった。最後の方で、ねたかさんにジュブナイル・ステークスさん(http://www.juv-st.com/)を紹介していただきました。ありがとうございます、本当に。
 18時。池袋ジュンク堂本店に集合し、踝さん上京オフが始まる。以下、参加者。

・踝さん(http://qed-jp.com/
・ウリオさん(http://d.hatena.ne.jp/urio/
・雨下雫さん
・よあけさん(http://d.hatena.ne.jp/yoakero/
・カトウさん
・芹沢藤尾さん
・さとるさん(http://d.hatena.ne.jp/jasper/
・百三さん(http://d.hatena.ne.jp/hyakuzou/
・言村律広さん
・丼原ザ★ボンさん(http://d.hatena.ne.jp/thebomb/
・根多加良さん(http://yokattanetaka.jugem.jp/
・古井さん
・リッパーさん(http://d.hatena.ne.jp/kirisakineko/
・元さん(http://h-moto.but.jp/
・春日さん
・石野休日さん
・norepanさん
・秋山真琴

 互いに互いを知らない人が多いので乾杯の後、秋山が全員を紹介することになる(この表現には多少の虚偽があるが、誤差の範囲内であろう)。全ての会話を記憶しているわけではないけれど。ねたかさんとカトウさんとは創作の話をした。比較するわけではないけれど、やはりねたかさんの言葉の方が圧倒的に密度が濃い。カトウさんの言っていることは論理的だったし間違っていないと思ったけれど、何か違うなと思った。その理由は次の日、判明する。床に回廊Tシャツや『踊ル人形』が散らばっていて、意図せず踏んでしまったことがあったが、目ざとく踝さんに発見され「原稿を踏まないでください」と糾弾される。「大事なものなら床に置かないでください」「(Jの真似をして)やーいやーい」「すみません」の三択から最も無難であろう最後のひとつを選ぶ。人生とは選択の連続だ。ザボンさんに執拗に小説を書けと強要していたら、百三さんに「書きたくても書けないときがあることを、秋山は知るべきだ」と諭される。少し温度差を感じたけれど、態度にはあまり出なかったと思うので、成長したなあと苦笑。いや、むしろ、その後に「秋山はむしろ私を誘えよ」と言われ、驚愕。秋山は何故に今までその可能性に思い至らなかったのだろうか。春日さんと話をした言村さんが「『回廊』にBLを入れましょう」と言ってきた、「面白いですね、入れましょう」と返し、後で春日さんに「BL書いてくださいと頼もうと思ったけれど」すっかり失念してしまった。さとるさんとザボンさんと、秋山が創作する理由を述べたところ「リアル天啓の器だ!」と言われた。ググってみたところ、笠井潔の作品名のようだけれど、どういう意味なのだろう。リッパーさんを中心に『神様ゲーム』のネタバレが展開されている中、秋山は百三さんと元さんから「ミステリ系サイト管理人の中には代々、八回生になるものがこの集団を引っ張っているのだ」という嘘か本当か分からない話を聞かされる。が、具体的に八回生だった方の名前や、八回生になりそうな方の名前を聞かされる度に、本当ではないかという気持ちが胸に膨らむ。「そこで、今、我々は秋山くんに期待している」と言われてしまったけれど、多分、普通に四年生で卒業してしまいそう。その後、元さんは『回゛廊』を作るとか作らないとか言っていて、凄い面白そうだと思った。仲間に加えて欲しい。あ、秋山には『回廊』があった。最後に古井さんに『回廊』第五号を製本したものを見せ、意見を乞うた。
 解散後。帰宅組と二次会組とに分離する。秋山は踝さんについていこうと思っていたのだけれど、よっちゃんと受け渡しするものがあって、言村さんと『回廊』のことでしないといけない話があって、帰宅組の輪に入ろうとしたとき、手にさとるさんの荷物を持っていることに気がついた。「な ん て こ と」。急ぎ、追いかける。ずぶぬれになっているさとるさんに荷物を返し、踝さんに別れを告げ、古井さんに目礼して、駅に戻る。東口では石野休日さん、言村さん、よっちゃん、春日さんが待ってくれていて、よっちゃんに約束のものを受け渡しして、石野さんと言村さんと一緒に帰宅。新宿で小田急線に乗り換えるときに着信があったことに気がついて、十分弱、電話して切られて少し泣いて帰宅。そしてラジオ。
 14日。例の如く朝五時に起床しバイトへ。お盆休みに入ったためか非常に空いていました。むしろ暇過ぎました。忙しいときは一時間もオーバーロードワークしないといけないのだけれど、この日は七時半ぐらいに作業が終わってしまい、九時ぴったりに上がることができた。ラッキー。帰宅後、もにょ姉とメッセしながら『回廊』の作業を少し進めて、仮眠を取った……ところ寝過ごしてしまった! 十分おきぐらいごとにもにょ姉から「待ちくたびれたー」「ねー、まだー」「遅いよー」などといったメールを黙殺しながら会場前でもにょ姉と合流する。二日目とは異なり、非常に混みあっていたので手をつないで東館へと疾走。目当ては映像技術部さん(http://www5a.biglobe.ne.jp/~eigi/)……で売り子をやっている藤堂桜さん(http://crown.raindrop.jp/)。『回廊』第五号でイラストを描いてくださった方、是非に挨拶をばと思い疾走したのだけれども、到着してみるとその姿はなく、売り子の方に聞いてみると「あ、今はコスプレ会場にいます」とのことで。その瞬間、秋山の心境は一寸の迷いなく「orz」と表現できただろうorz。
 斬って返すように西館へ。到着したのは三時過ぎだったので、もう帰り始めているサークルさんが多い。とりあえず唯一記憶している半端マニアソフトさん(http://hms.muw.jp/a-news/)を訪ね、渡辺さんと木緒さんに挨拶し、『空の上のおもちゃ』を購入する。その瞬間に、夏コミで買おうと思っていたゲームは全て買ってしまう。一本だけかよ。もにょ姉と手を繋いだままだったので、渡辺さんに「そっちは彼女?」「違います、秋山くんの先輩ですっ」「いえ、『回廊』で働いてもらってます」とほぼ同時に。うむ、息のあったコンビだ。そのままもにょ姉は渡辺さんと話し始め、秋山は木緒さんに「団扇を持参して、通常の三倍の値段で買った人はいますか」などと聞いた。いた、らしい。半端マニアソフトさんと別れてから、同人ゲームサークルが集まっているあたりを歩き回る。会いたい人はいっぱいいたけれど、ブース番号はチェックしていないのでどうしたものかと思案していたら、葦葉製作所(http://www.yoshibaworks.com/)ののえるさんと会える。そこで何と、この日の打ち上げに参加する同人ゲームサークルのサークル番号が全て記載されたマップを手渡され、その完成度の高さに驚く。KITTENS(http://kittens.jp/)の大地こねこさんに会いに行くという、のえるさんをストーキングしていたらPsychedelic Artist[s](http://psychedelicartist.hp.infoseek.co.jp/)の狐さんを発見し。『英れたるもの 雄々しく(体験版)』を買おうと思ったら、なんと秋山の目の前で完売してしまい愕然とする。生きる望みを失った瞬間、「打ち上げに参加する人用には確保してあるから、大丈夫だよ」と言われる。地獄から天国へ。その後、大地こねこさんに挨拶して、『晴れ、ときどき猫(体験版)』が完売したと聞き、再び生きる望みを失い、debris(http://sarabapass.com/)さんで『relater』を買い、サカナ・ノベルさん(http://www.sakananovel.com/)で『魔法少女サカナ(体験版)』を購入。それでもう本当にやることがなくなってしまったので、もにょ姉のスカートを捲ったり、胸を突いたりしてからよっちゃんとその友達であるはっぱくん、そして空信号さん(http://blog.goo.ne.jp/karasib)と合流。16時になりパチパチと疲れた拍手が鳴り響く中、池袋へ。
 池袋にて。雨下雫と合流し、18時半までドトールで雑談。そして打ち上げへ……。
 もう、この打ち上げだけれど、最高。もうこの日のために、八ヶ月、頑張ってきたみたいなね。昨日も一昨日もラジオで言ったけれど、やはり同人は互いに交流してこそ! だと思う。交流を図って、互いに意見を交換し、影響しあってこそ! むしろ、それこそが醍醐味。などと思い早速、竹本まさおさん(http://hms.muw.jp/2005natsukomi/2005natsukomi.html)の胸をまさぐったり、最初から「今日は酒を飲まないから」と言い張っていた雑誌の住人さん(http://www.interq.or.jp/red/scc/)に酒を強要したりした。うわ、改めて書いてみると秋山最悪だな。その後は、色々な方と話をしたりしなかったりしたりした。しかし、正直それをここに書いてしまうのは勿体ない。もう誰にも言わず、秋山の中で昇華して消火してしまいたい。と言うか、する。なので、まあ、特にここでは書かないけれど、皆さん、お話してくれてどうもありがとうございました。別にオフレポもう疲れたから書かないとか、昨日の夜、十二分にラジオで語ったからオフレポはいいやとかではない。本当に、本当。
 んじゃまた。最近の雲上四季は、ラジオ予告しかしてないから、少し真面目に書こうと思ったけれど、書きすぎたかなあ。