2005-08-20 眠すぎ やがてその淡い感情も眠気に覆い尽くされるだろう。 眠っている限り、何も感じなくて済む。夢の中で素敵な日常を抱きしめられるかもしれない。独りで涙する夜の訪れない、昼間の世界を。――そう感じる間もなく、睡魔は鮮やかにこの首を刈り取ってくれるだろう。そう信じる幻想に抱かれる。