雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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MYSCON7オフレポ

 MYSCON7に参加しました。秋山はスタッフなので参加と言うよりは、開催してきました、に近いかもしれません。昨年は初めてのMYSCONでもあったので動けませんでしたが、今年は大まかな動きが分かっていたので、同人誌即売会会場をひとりで黙々と設置したり、進井さんと張り紙を張ったり閉ざされた扉の部屋を作ったりして、受付開始まで走り回っていました。受付後は同人誌販売用の部屋で、営業しました。倉阪鬼一郎先生が顔を覗かせてくださり、著作の話をしたかったのですが、向こうは即売会気分を味わいたいかもしれないと思い、ペーパーをお渡し致しました。こうして根多加良さんの新作短編、プロの作家の目に晒されました。ふふふ。
 受付が終わり、部屋の片付けを速やかに行い、大広間へ移動。石持浅海先生のインタビューを拝聴し、一時間の休憩。この間に全体企画の準備を粛々と進行。同じ部屋に石持先生がいて、ファンのサインに応じていますが、それどころではありません。トラブル発生です。限られた時間、限られた材料、限られた人手、どうするか。幾つかアイデアを出して、動いて解決。休憩時間が終わる十分前にようやく一息つけて、急いで夕飯をかきこみました。
 全体企画ではグループ七の班長を行いました。メンバは茗荷丸さん、石井春生さん、カエルさん、matsuoさん、長屋言人さん、宮澤さん、鞘鉄トウさん、根多加良さんでした。今年の全体企画はふたつ質問を行い、挙手した人間を七人に近づけるといったものでした。七班が出した質問は「東野圭吾を一作も読んでいない人」そして「『殺人ピエロの孤島同窓会』を既読の人」でした。前者は六人、後者は四人。最終的に二位でした。悔しい。
 個別企画の一コマ目は、どの部屋にも充分にスタッフがいたので、秋山は大広間にて待機の役目を自らに任じました。が、しかし、ここで作というとても美味しいお酒を飲んでしまい、さらにビールをいくつも空けてしまい、その上、廊下で個別企画二コマ目の「ミステリソムリエ2」の準備をしていた飛鳥さんと簡単な打ち合わせを行った際に五杯もワインを飲んでしまいました。準備が大変だからといって大広間で休もうといった考えは間違っていたと悟りました。二コマ目のとき酔ってて、すいませんでした。
 個別企画二コマ目の後は喫煙室にいました。ここでは光文社の石持先生の担当編集者さんがいらっしゃっていて、お話することが出来ました。今回、何人かお話したいと思っていたひとりだったので、とても嬉しかったです。大喜利にはゲストのようなかたちで出演させていただきました。種明かしをすると、おがわさんがジャンク堂のエプロンをつける必要があり、その時間稼ぎのために秋山がCMを模して『回廊』や同人誌の宣伝を行ったわけです。
 そして深夜企画のリアル人狼。とても楽しみだった秋山は、すずるさんが大広間にいるうちから喫煙室で暇そうにしていた人を誘って会場に向かったり、机の上を片付けたり用意を進めたりしていました。ゲームは計五回やったと思うのですが、このうちの四回に出てしまいました。最初のお試しは狩人をやったのですが、ここでは歴戦の人狼プレイヤであるのりりんさんを護衛しました。そうしたら、なんとGJが出てしまいました。誰が人狼かは分かりませんが、きっと強敵になるであろう、のりりんさんを倒しておこうと思ったのでしょう。お試しが終わって、最初のゲーム。狩人に引き続き、人狼になった秋山は、しっかり最初にのりりんさんを襲撃させていただきました。だって、残しておくと強敵になりますからね。その回は狂人がいなかったにも関わらず、人狼側が勝利することができましたが、個人的に感動したのは、狩人だったにも関わらず「ただの村人です」と言って吊られためぐんさん。初めてとは思えない上手いプレーでした。二回目は一端、脇によって若林さんや里美さん、カエルさんと観戦しました。ここでの名言は、スズキトモユさんによる「俺はがくしさんのことを信用する」、人狼中でなければ絶対に出てこない科白に違いない。三回目は村人だったが、一回目のときに水池亘くんを襲った仕返しに、初っ端に吊られてしまい無念。しかし、彼のその後の鬼ヅモっぷりは見事だった。四回目も村人。ここでは占い師の対抗が出たこと、統一占い先が襲撃されたこと、霊能者ののりりんさんが真霊の役目を果たし吊られたことなどが見所だった。そして、五回目。占い師は秋田さん、霊能者はスズキトモユさん、狂人はめぐんさん、共有者は深川拓さんとFOOLさん、そして人狼は秋山・若林さん・そらたさん。一日目は無口だった秋田さんが吊り先になりそうなったところ、回避COを行いそれにめぐんさんと若林が対抗COを行い、次に無口だったそらたさんが吊られてしまった。二日目は秋田さんが若林さんに黒出しし、スズキトモユさんがそらたさんに黒出しし、若林さんが吊られてしまった。この時点で残っている狼陣営は、ほぼ狼側だと見抜かれてしまっためぐんさんと、潜伏LWの秋山。どう見ても真占の秋田さんを襲うか、次の日に若林さんに黒出しするであろうスズキトモユさんを襲うか、狩人はどちらを護衛しているか、考えた末にスズキトモユさんを襲撃し、これに成功。三日目は占い先、四日目はまとめ役共有者を襲い、この間に狩人を吊ることに成功。五日目、残っているのは共有者の相方FOOLさん、占い師騙りの狂人めぐんさん、村人根多加さん、村人みわっちさん、そして秋山。ゲーム後に、のりりんさんに指摘されたのだが、根多加さんは秋田さんとめぐんさんによって白出しされており、FOOLさんは確定白、村人としての秋山視点ではLWはみわっちさん以外いなかったとのこと。確かに、秋田さんが襲撃されたとGMより明かされた瞬間に、みわっちさんをLWだと言えば勝てていたかもしれない。しかし秋山は、秋田さんが襲撃できたことより狩人はもういないと判断したので、ここで占ローラーを行った上、襲撃キャンセルを行えば勝てると思った。しかし、ここで根多加さんが「今まで自分のことも数に入れていた秋山さんが、ここで自分自身を考えてないのはおかしい」と指摘されてしまい(正直なところ、これはメタな推理ですよね)焦る。なんとか、吊りの矛先をみわっちさんに逸らそうとしたけれど、結局、二対三の数の暴力の前に敗北。中々、上手くいかないものですね。
 人狼後は喫煙室で反省会のようなものと、ミステリ談議。大広間に移って閉会。片付け……は疲れきっていてあまりできず、他のスタッフとジョナサンに移動し、そこでまた反省会と次回や今後の計画を話しあう。そして帰途。お疲れ様でしたと呟いて玄関に足を乗せたところで、秋山のMYSCON7は終了。お会いした方、お話した方、同人誌を買ってくださった方、ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。