- 作者: 大塚英志,西島大介
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/03/11
- メディア: 単行本
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大塚英志の考える、読者が読みたいであろうものの集合体。秋山は作家の「お前らはこういうものを読みたいんだろう、気持ちいいことだけをしていたんだろう」という主張が嫌いなので、ストーリィに関してはやや鼻についたが西島大介のイラストには満足。西島大介の作品は、漫画よりも一枚のイラストにこそ魅力を覚える。大きい空間を目いっぱいに使い、小さいキャラクタが、複雑に描きこまれたガジェットの中を飛び回っているような、じっくり見たくなるイラストが好きだ。本書に関しては、コストパフォーマンスが悪いと思うが試み自体は面白いので、西島大介にはこういう作品作りを今後も続けてもらいたいと思う。