雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

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久住四季

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“予知”という魔術によって発生することが分かった事件。それは恐らく城翠大学学園祭の二日目の午後、総科A棟のどこかの教室で、佐杏冴奈ゼミの学生の誰かが襲われるというものだった。誰が“犯人”であるか、それが判明済みの異例の事件を天乃原周が調査する。
 5W1Hのうち犯人が誰であるか分かっているが、いつ・どこで・誰が襲われるかは分かっていないという、ミステリ史上においても類を見ない意欲作だと思われる。とは言え、派手さという意においては、分が悪かったように思う。何故なら犯人が分かってしまっているのだ。何処で誰が襲われるかを探偵するより、犯人をマークしていれば良かったのではないかという突っ込みはさすがに無粋だが、もう少し見せ方に工夫があれば実に素晴らしいミステリになっていたかと思われる。