雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

姫野由香『はるのあらし』


はるのあらし
オンライン文芸マガジン『回廊』第11号所収


作者:姫野由香
分量:原稿用紙15枚
発行日:2007年6月15日
発行元:文芸スタジオ回廊

 同じ大学の音無くんと主人公のるいは、付き合い始めて三ヶ月というカップル。ふたりきりでゆっくり過ごしたいからと招待された別荘に、るいは喜んで快諾する。そして春の嵐に襲われた別荘にて、ふたりは甘いキスを交わす。しかし、るいは何者かの視線を感じていた……。
 市川憂人さんの「呼び声」と同じく「エロこわい」特集に寄せられた掌編。著者は『白衣と意外性の研究』シリーズや『みるくてぃらびっと』シリーズで知られる、乙女チック官能小説家姫野由香さんみいこプロというサークル名での活動期間は10年に渡り、先日『みいこプロ10周年記念本』も出された実力派。そんな姫野さんの「はるのあらし」は、あっさりライトえっちな掌編で、お気軽お気楽に楽しめるもの。15枚と短めなので、さらりと読めるのも魅力。