- 作者: 清野静,古夏からす
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/07
- メディア: 文庫
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また、著者の書物への愛も特筆しておきたい。ことあるごとに本を読んだり、本棚を眺めるシーンがあるのだが、そのすべてにちゃんと作家名や書名が記載されているのだ。ただのええかっこしいではない、ほんとうに本を愛していることが伺えるのだ。参考までにヒロインのひとりである海保ルウの本棚にある本の著者を紹介したい。ポール・オースター、スチュアート・ダイベック、レイモンド・カーヴァー、リチャード・ブローティガン、カート・ヴォネガット……うむ、素晴らしい本棚だ。
http://review.kairou.com/?eid=627772
以下、感想リンク。萌え要素も各所に散りばめられているのだけれど、やはり本書の最大の魅力は、本への愛だと思います。随所にそういう傾向が見て取れたので、そういう読み方をしている方の方が高評価みたいですね。
ラノベっていうより、児童文学系。十二才くらいの少年少女が夏休みに「冒険したい」とか話し合って、その通りの展開になってしまう物語だから。
http://d.hatena.ne.jp/noraneko/20070730/p4
文学少女シリーズ(野村美月) *4の甘いお菓子のような本が好きな遠子とは違い、リンネが手に取るのは妙に歯応えがある本ばかりで、言い回しもどこか年寄臭いところがアンバランスな魅力を醸し出しています。
http://d.hatena.ne.jp/yomimaru/20070730
確かに予想通り「子供たちの冒険」といったていのファンタジックなお話。ただ、そのフィクションの設定が魅力的で、文章もユニークなセンスがあって味わい深い。
http://d.hatena.ne.jp/shamrock4/20070730/1185797331
海外の児童向けファンタジーみたいなライトノベル。とにかく雰囲気が良い。というか雰囲気が全て。最高に面白いよこれ。
http://d.hatena.ne.jp/mizunotori/20070802/1186040909
ストーリー展開にまどろっこしさみたいなものを感じてしまったからかな。
http://d.hatena.ne.jp/notDo/20070803/1186099027
色々と仄めかす部分があるのですが、その表現が好きになれないというか。
さて、本書の設定ですが、本を読んだらその文字数に応じて時を止められる。この時点で引っ掛かってしまいました。
http://blog.livedoor.jp/lv2222555oo/archives/50727454.html