- 作者: 久住四季,甘塩コメコ
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/08
- メディア: 文庫
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前シリーズにおいて魔術がけして万能な概念ではなく、むしろある意味で科学以上に制約の多い、論理的なものとして描かれていたように、今回も「クロノグラフ」は自由に時間を操作するものではなく、極めて機能が限定された、なにげに使い勝手の悪いアイテムとして描かれている。
http://review.kairou.com/?eid=643442
ところで、本書の刊行前にミステリクロノ予習にループ物ブックガイドなんてものを書いていたことを思い出しました。せっかくなので紹介。以下のような感じです。
あらすじを見る限りではループ物のようで、しかもタイトルに“ミステリ”とあるからにはミステリだろうと思われます。ループ物とミステリ好きな秋山としては、一粒で二度美味しい、夢のような作品と期待大。
http://d.hatena.ne.jp/sinden/20070704/1183476188
と言うわけで、予習がてら面白いループ物作品を紹介したいと思います。純粋なループ物とミステリとライトノベルとを各2冊ずつ。
以下、感想リンク。
宴個人としては、トリスタの方が面白かったように感じます。
http://myhome.cururu.jp/countrylife776/blog/article/81001395226
いえ、けしてこちらが面白くなかったわけではないのですが。
真里亜のキャラが緩すぎるからでしょうか、トリスタのときのなんともいえない緊張感みたいなものが足りないような……うーむ。
駆け引きが少ないせいかもしれませんね。トリスタは天才がいっぱいいた中でいろんな人の思惑が絡まってましたが、ミステリクロノは主人公のきつね君一人が頭切れてる感じですものねぇ。
この【ミステリクロノ】は、同じミステリでありながらも、どちらかというと【トリックスターズ】よりも人間同士の関係の構築、内面の繋がりや衝突に主体を置いているようなつくりで、これがなかなか巧みで面白かったです。
http://blog.livedoor.jp/yamata14/archives/51593938.html
3度読み直しで理解はしましたが、いつの間にそんな証拠やアリバイが成立していたのかまったくもって見落としもいいところです。でも、どうしてもやはり動機部分が絶対にアレでは判らないですよ。想像力がないといえばないですがもうちょっとライト目な動機で行ってほしかったと思ったぐらい生々しい動機でした。現代風とでも言うのかな?
http://blogs.yahoo.co.jp/whenby2006/35769752.html