雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

500文字の心臓「第69回タイトル競作:愛玩動物」

 第69回タイトル競作。今回は作品を投稿した直後から忙しくなってしまい、選評に参加することができなかったです。残念無念。作品に関しては、前2作が特定のタイプの読者を狙ったものだったので、今回は切れ味を鈍くして、分かりやすく、一般性を高めてみました。次点を1点いただきました。
 以下、応募した作品。

「ほら、かなえ。誕生日プレゼントだよ」
「わーい、ありがとうパパ! 開けてみてもいい?」
「ああ、どうぞ」
「やったー!」


 がさごそ、がさごそ。


「わー、かわいー。この……この、この子かわいー。パパ、この子、なぁに?」
「なにって、かなえが前から欲しがってたやつじゃないか」
「そ、そうだよね。わたしが前から欲しがってたのだよね。えっと、うん、うわ、うん、かわいー! ありがとね、パパ!」
「ははは、世話はかなえがするんだぞ」
「え、わたしが育てるの? どうやって……」
「こらこら、この間、パパに飼い方を懇切丁寧に説明してくれた女の子は、誰だったかな?」
「あ、うん。わたし、説明したよね。てへっ、うっかりしてたー」
「はは、じゃあ、パパはお風呂に入ってくるから」
「うん! またね!」


「……この子、なに?」

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