オイレンシュピーゲル壱 Black&Red&White (1)(角川スニーカー文庫 200-1)
- 作者: 冲方丁,白亜右月
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/01
- メディア: 文庫
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読んでいる最中に秋山が感じていたのは、困惑だ。作中で暴れまわる3人の少女は、まさしく自由奔放で、おおよそ軍部の人間らしくない。またミリオポリスの教育には疑問が感じられる、近くこの国を崩壊するのでは? と思わせるほどだ。少女以外の大人の造形もキャラクタライズされており、冲方らしくないなあと思いながら読んでいた
以下、感想リンク。
今後、「オイレン〜」と「スプラウト〜」の平行物語がどう絡んでいくかが今後の面白さの一つの指標ですね。物語はまだ始まったばかり。期待しましょう。
http://plaza.rakuten.co.jp/2jyou/diary/200703070001/
ただ、お話はそれほど暗い印象はなく、どちらかと
http://yuri.cocolog-nifty.com/ycoco/2007/06/post_df40.html
いうとB級映画のような明るさはあります。
作者的には、酷い生き方をしてきた少女たちが、それでも世界を愛す話を書きたいようなのだが、まだちょっと描ききれていない感じがする。今後を期待したい。
http://blog.goo.ne.jp/syncs/e/8228484e635ba0fe06d40b9369e23c09