- 作者: 加納朋子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/07/26
- メディア: 単行本
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ミステリとしては、推理や探検よりも冒険に近しいもので、ミステリ的な快感よりも少年少女たちのアドベンチャーにわくわくするような作品である。取り立てて目立つ箇所はないが、その分、安心して読むことができ、なるほどミステリーランドの主旨にはわりと合致しているかもしれないと思った。
以下、感想リンク。著者が加納朋子であるゆえか、なんとなくですが女性の読者が多いように思いました。感想も感情に訴えかけるものが多く、興味深かったです。
加納さんらしい、あたたかく心に残る物語でした。主人公はピーターパンのように空でも飛べそうな子どもたち……大人の常識の枠の外で、正義だとか、思いやりだとか、仲間だとか、そういったものを自然にしっかりと抱え込んでいる。そんな子どもたちの秘めたるパワーにぐんぐんと惹きこまれました。
http://ameblo.jp/milkyrain/entry-10041597031.html
森のわんぱくさがまぶしくてまぶしくて!
http://piyotta.blog39.fc2.com/blog-entry-559.html
若さとエネルギーにあふれてて、
でもそこは加納朋子。もちろん老獪さ・・・
というよりは筆の上手さが大前提であるので
読んでて楽しいったら!
結果として、事件の真相も納得できるし、森くんと「あや」との一見ありえなさそうな再会が、「社宅」という「限定された世界」を使うことで実現可能となる説得力がとにかくスゴイなぁと思って。 いや、面白いです。
http://rirurirupon.blog.drecom.jp/archive/231
非常によかったです。加納さんの作品を読むのは恐らく十年以上ぶり。
http://blogs.yahoo.co.jp/ymgzwmshk/48901114.html
「ななつのこ」「魔法飛行」などが懐かしく思い出されます。
今では「ななつのこ」が仕事で仕入れた国語の教材に収録されていたりして、
感慨深いと同時に時の流れを感じさせてくれます。
子どもの視点だけで物語が進むというのは、加納さんの作品の中では珍しい気もするけれども、
http://blogs.yahoo.co.jp/whiks/50660127.html
やはりここで描かれる日常のちょっとした謎は、どきどきさせてくれる。子ども同士の秘密や
オトナに対して行う悪戯などかなり魅力的だ