- 作者: 西尾維新,竹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/02/02
- メディア: 単行本
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作中において何度か作者が顔を覗かせて突っ込みするのだが、そういう他の作品においては絶対の禁忌とされるような記述でさえ、笑って看過できたように思う。と言うか、なんだか諸々、一周してそういうのさえ楽しめたような気がする。
以下、感想リンク。なんだか1巻と比較して一気に減ったような気がします。気のせいかしら。
戯言の一方で西尾維新の持ち味の一つは、登場人物が意外に深い考えを持ってたりすること。
http://blogs.yahoo.co.jp/tai_y1976/45590497.html
そういう意味で今回の敵役宇練銀閣は典型的な西尾キャラ。
守るべきものを守る、そこに理由があるのではなく、それこそが理由。意味は無いけど意味がある。
この手のキャラクターはお手の物って感じ。一方の七花も守るべきも(とがめ)がある訳で、守るべきもの同志の戦いというのもいい感じ。
金がありそうになく、食べ物がありそうにないような環境でどうやって暮らしているのか?って問うのはきっとナンセンスなんでしょう。
http://masamiki80.at.webry.info/200705/article_17.html
第一話ではそれほど機会に恵まれなかった、七花ととがめの掛け合いが素直に面白かったです。
http://blogs.yahoo.co.jp/bwwkh636/33374741.html
総ページ数がそれほど多いわけではないのに、二人のやり取りに結構ページが割かれてましたね。
西尾維新さんならでは、というか、お得意の描写ですよね。
もうお見事、というより他ないです
序盤の口癖を決めるくだりとか、堪んないものがありました。
おなかいっぱいです。
しかし真庭忍さん、出るだけ無駄だったような気がしないでもないんですが、どうでしょう。
http://ameblo.jp/9s-and-arikawahiro-love/entry-10041044337.html
読みにくかったですよ、逆さ。
そしてこのシリーズって本当にとがめの、
しかも現代からの「報告書」を思わせます。