
- 作者: 有栖川有栖
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1994/07/01
- メディア: 文庫
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クローズド・サークル内における殺人犯の存在という恐怖もあるのだが、それ以上に噴火による全滅という恐怖もあり、続きが気になって仕方がなかった。それに年齢が近かったためか、思考に馴染むことができたためかは分からないが、語り手の僕こと有栖川有栖にも親近感を抱いた。ミステリやサスペンスの色もあったが、青春小説としても読んでいたように思う。理代への淡い恋心も好ましかったし。