雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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ライトノベル・ランキング2007発表

このライトノベルがすごい!2008

このライトノベルがすごい!2008

このライトノベルがすごい!2008』を買ってきました。
 いきなりですが……これ、めちゃくちゃ安いですね。『ミステリが読みたい!2008年版』の後に読むと、本書の密度の高さに驚愕すると同時に、本書の方が安いことに仰天します。
 いや、もうとにかく驚きの充実度なんですよ。作品、キャラクタ、イラストレーター、くまざわ書店グループ、コミックとらのあなのランキング、名セリフ集、新人作家アンケート、ブックガイド。どのコーナも異様なまでに濃密で、端から端まで読んでいたら軽く2時間ぐらいは経過してしまいそうです。
 既読率はシリーズを1冊でも読んでいたらが条件で、60作中34作でした。
 以下、ランキングのネタバレ

ランキング雑感

 端的に言って落ち着く結果ですね。去年の1位・支倉凍砂は新人だったので、政治が働いているなあと感じたのですが、今年の上位はわりと堅実かなと感じました。それより秋山はむしろ8位にランクインしている井上賢二『バカとテストと召喚獣』と9位にランクインしている細音啓黄昏色の詠使い』に興味を抱きました。どちらも前回のラノサイ杯で上位に輝いた作品で、それぞれのレーベルもそこはかとなくプッシュしている新人です。読んでみたいですね。

全体雑感

 改めて、全体を振り返ってみるとライトノベル紹介本としての完成度の高さに惚れ惚れしました。だって、これを読んでいるとライトノベルが読みたくなってくるのですよ。投票したひとのコメント、心が震えた名セリフ、ジャンル別ガイド、ここらへんは特に書いているひとのライトノベルへの愛が感じられました。