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文化系女子寄りの小説ランキング発表

ダヴィンチ 2008/01月号

ダヴィンチ 2008/01月号

「BOOK OF THE YEAR 2007」目当てに『ダ・ヴィンチ』の2008年1月号を買ってきました。
PLAYBOY』主催の「PLAYBOYミステリー大賞」が男性寄りのミステリランキングだとしたら、『ダ・ヴィンチ』主催の「BOOK OF THE YEAR 2007」は女性寄りのランキングだと思います。早速「ミステリ部門」の結果を確かめようとして驚愕しました。
 だって、なかったのです……!
 去年は確かに「ミステリ・エンターテイメント部門」というのがあったような気がしますが、今年は小説でひとまとめにして「小説部門」とされていました。
 なんてことだ……と、眩暈を覚えつつ扉までページを戻ってみると、不審な文章を発見しました。

 今年はランキングの装いを新たにし、総合ランキングを一挙50位まで掲載(読みたい気分で選べるマーク付き)。

「読みたい気分」ってなんじゃい? と首を捻りつつ、改めて総合部門を見てみると、各作品の隣に可愛らしいマークがついています。どうやら、このマークのひとつひとつが「小説」や「コミック」であったり「恋愛」や「ミステリー&エンタテイメント」を示しているようです。
 と言うわけで、早速、読みたい気分をチェックしつつ独自に「ミステリー&エンタテイメント」部門を作ってみました

BOOK OF THE YEAR 2007 勝手にミステリー&エンタテイメント部門

順位 総合順位 著者名 題名
1 2 宮部みゆき 楽園
2 6 京極夏彦 巷説百物語
3 8 吉田修一 悪人
4 15 伊坂幸太郎 フィッシュストーリー
5 16 東野圭吾 夜明けの街で
6 22 東野圭吾 使命と魂のリミット
7 23 レイモンド・チャンドラー ロング・グッドバイ
8 33 夢枕獏 陰陽師 夜光杯ノ巻
9 40 海堂尊 ジェネラル・ルージュの凱旋
10 45 森博嗣 クレィドゥ・ザ・スカイ
10 45 松井今朝子 吉原手引草

 偶然ではありますが、総合ランキング50位内までに「ミステリー&エンタテイメント」マークがついているものが10位までありましたので、もし今年もダ・ヴィンチが「ミステリー&エンタテイメント」にページを割いていたら、このようなランキングになっていたことが予想されます*1
 ちなみに投票範囲は2006年10月から2007年9月末までに発行された作品だそうです。
 この中での既読率は、11作中2作でした。
 なお、今回は他にもランキングが充実していて、好きな作家ランキングは特に面白かったですね。上位にいたのは男性で伊坂幸太郎東野圭吾村上春樹。女性で宮部みゆき恩田陸さくらももこなどでした。男性から女性に本をプレゼントするとき、女性から男性に本をプレゼントするときなどにこのランキングは有用性を発揮しそうですね

*1:ちなみに、浦沢直樹×手塚治虫PLUTO』にもマークがついていましたが、漫画なので除外しました。