仕事を辛いと思う→自分へのご褒美を買うことを思って耐える→自分へのご褒美を買って癒される→辛い仕事に戻る。
という図式を思い浮かべると「自分へのご褒美」って何だか、バレンタインデーにおけるチョコレートのような存在だなあと思います。仕事を楽しくすれば、問題解決しますのにね。
まあ、ここまでのは枕です。あんまり真剣に考えているわけではありません。
この間、積読仲間であるid:ritz-hiroの家に遊びに行ったのですが、ダンボール箱に石黒正数『Present for me』があったので読んでみました。ファン交で好評だったので、気になっていましたし。
で、感想ですが、これあらゆる意味で凄まじいですね。二作目の表題作は感動のあまり涙してしまうほどに傑作だったのですが、それ以外の作品は愚にもつかない超絶脱力系でした。読みながら何度も「これはひどい」と口走ってしまいました*1。読み終えてからid:ritz-hiroと石黒正数について話したのですが、どうやら脱力系こそが真骨頂だそうですね。そう言えば、『それでも町は廻っている』の1巻もそんな感じでした。脱力系も嫌いではないのですが、できれば感動系を読みたいなあと思います。もうひとつの短編集の『探偵綺譚』はどうなんでしょうか。探偵とタイトルにあるあたり「ミステリなのかな?」と淡い期待を抱いたりもするのですが。
Present for me 石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス)
- 作者: 石黒正数
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2007/08/03
- メディア: コミック
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*1:いい意味で……かどうかは自分でもよく分からない。