雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

美少女文庫、今月の新刊をまとめ買いした話

 まあ、まとめ買いと言っても計3冊ですけどね。
 特に深い理由があるわけではないですが、今月は、わかつきひかる青橋由高、森野一角……と、美少女文庫の主力陣が顔を揃えており、3人とも嫌いな作家ではないので「ええい、ままよ!」とばかりに3冊とも買ってしまいました。
 で、昨日今日で一気に読んだのですが、読む前と読んだ後とで、美少女文庫というレーベルに対する印象がやや変わりました。
 以前……と言っても、何年か前ではありますが「ひとつのジャンルやレーベルに固執して読むのは、本読みしていかがなものか」と考えたことがあり、ジュブナイル・ポルノにも積極的に手を伸ばしたことがありました。そのときに読んだ美少女文庫を含む作品の大半において、えろシーンに突入すると同時に、主人公の人格が豹変し、ヒロインに対してひどいことをするというシーンがありました。
 あまり愛のないセックスや、痛いプレイが好きな方ではないので、好奇心が満たされると同時にジュブナイルポルノから離れてしまいました。なので、今回、3作を読むにあたり、やや覚悟を決めて挑んだのですが、結果として気負いは空振りに終わりました。
 驚くべきことに、痛みや苦しみを伴なう描写が、徹底的に排除されていたのです。
 批評家を気取って分析まがいのことをするならば、読者がハードなプレイをではなく、愛情を感じさせるセックスを求めているから、作家もそのような小説を書くようになったのではないか、とかなんとか言えないこともないですが、たまたまこの3人、もしくは3作品がそうであるだけかもしれませんし、下手なことは言わないでおきます。
 まあ、そんな感じで、なんとなく買ってみた美少女文庫、今月の新刊3冊でしたが、満足度は高かったです。
 3冊のなかで特に面白かったのは、青橋由高『好き好き大好きお姉ちゃん ベタ甘☆カフェ同棲』。弟が大好きすぎるお姉ちゃんが、いろいろ手ほどきするのですが、ベッタベタに甘々かつラブラブで、なんだか微笑ましかったです。弟くんが、お姉ちゃんの手腕によって陥落していくところも可愛らしかったです。って言うか、主人公が女性のジュブナイルポルノって珍しいですよね。続編希望。