雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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『国都の剣 道中編 α4版』の感想など

 サカナ・ノベル作成のノベルゲーム『国都の剣 道中編 α4版』をプレイしました。今回は、粕羽を出立して、紺輪村で足止めを食らうまで。

『国都の剣』は、蛇多谷で年に一度行われるお祭りで開催される、武道大会で優勝した青年・酪算が国都で仕官をするために旅をするゲームです。タイトルに「道中編」と銘打っているだけあり、田舎町の蛇多谷から、中央の国都に至るまでの道程を、極めて丁寧にじっくり描いているのが特徴。背景や、途中に訪れた街の鳥瞰図も充実していて、旅をしている感が満載。何と言うか、いい意味で他に類を見ないゲームです。

 しかし、何と言っても、この遅々として進まないスピード感が、逆に良い味を醸し出してくるような気がします。だって、最初の『α版』が頒布されたのが、2007年8月。2008年12月発表の『α4版』においても、まだ国都に辿り着いていないどころか、次の『α5版』でも辿り着けそうにありません。最初の頃は「進行遅ッ! 早く目的地に着かないかなあ」と思っていたのが、何だか今は、この旅をすることそれ自体が楽しみで「もう、国都とか着かなくていいじゃん」とまで思っていたり。

 さて。次は8ヵ月後か。のんびり待とう。