雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

オススメの謎解き&ボードゲーム&マーダーミステリーを紹介しています

7月の読書メーター

読んだ本の数:19冊
読んだページ数:2441ページ
ナイス数:106ナイス

わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書)
タイトル通り、分からないひとに分かりやすいように伝えるにはどうしたらいいかを、分かりやすく解説している一節。印象的なのは地図と看板の下り。なるほど、自分が今、何処にいて、何処に向かおうとしていて、移動にどれくらい掛かるのか、これを意識しながら会話すれば、確かにわかりやすかろう。ゴールを知っている話者はともかく、聞き手は、その話がどこに向かおうとしているのかも聞き始めは分からないのだから(ゴールを決めずに話してしまうひとにもおすすめであろう)。
読了日:07月02日 著者:池上 彰
鏡の迷宮、白い蝶 (創元推理文庫)鏡の迷宮、白い蝶 (創元推理文庫)
相変わらずの安定感。今回は修矢・かのこ編と美波・直海2編と、それぞれテーマで連なるように交互に来ており、最後の書きおろし「二つの真実」で本書全体どころか、前巻「手焼き煎餅の密室」まで含めて、一本の軸を通してしまう離れ業が炸裂。しかし、この短篇集もいつまで続くのだろうか。水島のじいちゃんは、実にいいキャラで生きていて貰いたいけれど、そうある限り、美波と修矢は出会わないし、美波は父とも再会できない。悩ましい。個人的には、もう少し、かのこの出番が欲しいかな、と。後、直海の江戸キャラは、さすがにやり過ぎな……。
読了日:07月02日 著者:谷原 秋桜子
テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)テルマエ・ロマエ III (ビームコミックス)
加速度的に面白くなっているような気がしてなりません。「市民が(中略)皇帝を指示しなくなればいいのですよ。私はそれにはまず風呂をどうにかせねばと思っているのですが…」には心から大爆笑でした。この、風呂中心世界っぷりは、もう色々と一周して、逆に迫真を覚えるほどです。実は一巻未読のはずなので、今さらになって読んでみたくて仕方なくなってきました。
読了日:07月09日 著者:ヤマザキマリ
となりの関くん? (MFコミックス フラッパーシリーズ)となりの関くん? (MFコミックス フラッパーシリーズ)
三軒茶屋さんで評判が良かったので、読んでみたいなあと思っていたのですが、これは激烈に面白かったです! 関くんの授業中のコソコソ遊びは、ほんとうにレベルが高く次元が低いもので、特に将棋やチェスの駒を使う回は爆笑でした。横井さんのツッコミも心地よく「また何かやってる」と呆れながらも、関くんを見てしまう彼女がかわいいです。
読了日:07月09日 著者:森繁拓真
それでも町は廻っている 8 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 8 (ヤングキングコミックス)
傑作。どの回も等しく均等に素晴らしかった。思わぬ展開に涙したり、衝撃を受けたり、離れ業めいた技巧に鳥肌が立ったり。「王様に会う事も忘れちゃだめポコ」に宿る哀愁、「コイツ、うちの家族なんです」に見られる素朴だけれど、深い愛。そして、閉店してしまうラーメン屋……。今回はどれも素晴らしく傑作だった。
読了日:07月09日 著者:石黒 正数
第七女子会彷徨 3 (リュウコミックス)第七女子会彷徨 3 (リュウコミックス)
それ町を読んだので七女を読もうと思ったら内容の落差にがっくり来たけれど、後半に向かうにつれ、非の打ちどころのない良い話ばかりで、逆に困ってしまった。大好きな高木が悩んでるシーンを見るだけで、心がむしょうにざわめくし、「百年保存計画」なんて、素で3回くらい読み返してしまった。そんな中に「あるいは缶でいっぱいの川」なんてSFマインドに溢れた作品が入ってくると、とても落ち着く。落ち着くわー。
読了日:07月09日 著者:つばな
咲-Saki-(8) (ヤングガンガンコミックス)咲-Saki-(8) (ヤングガンガンコミックス)
池田とタコスと衣の3人が好きな秋山歓喜な内容だったじぇ。ところで主人公って誰だっけな……?
読了日:07月09日 著者:小林 立
夏の前日 1 (アフタヌーンKC)夏の前日 1 (アフタヌーンKC)
突然、現れた謎の和服美人が、急速に接近してきて、なんだなんだ? と思っている内に惹き寄せられてしまい、ひょんなことからセックスして、逆に離れられくなってしまい、しかし……という感じのお話だった。きっと、以前であれば胸を掴まれて苦しくなったり、モヤモヤしたものを感じていたのだろうけれど、なんだか、そういう諸々が面倒になってしまったのか、晶さんが、時々見せる「くりっ」とした漫画のような真ん丸い目が可愛くて、うりうりしてあげたくなる。このひと、お姉さん体質と見せかけて、実際は、かなりの甘えん坊のはず!!
読了日:07月16日 著者:吉田 基已
夏の前日(2) (アフタヌーンKC)夏の前日(2) (アフタヌーンKC)
格段に面白くなっていて驚いた。ずいぶんと感情移入してしまったし、1巻のときに漠然と思った「晶は、男を駄目にする魔性の女だな」という予感が的中して、さらに困る。何故、困るのかは分からないけれど。それにしても、恋愛と芸術と将来とに悩める青年の迷いや揺らぎが、これ以上はないってくらいに描き出されている。似ている作品で『はちクロ』があるけれど、こちらの方がセックス分が多めだけあって、性的には解放されている。それが良くもあり、悪くもあるような。読み終えてから『恋風』の人だったと知って驚き。上手くなったなあ。
読了日:07月16日 著者:吉田 基已
ヒャッコ 3 (Flex Comix)ヒャッコ 3 (Flex Comix)
ノリに飽きて、しばらく放置していたものの、読了。うむ、次から次へと新キャラ投入して、話を続けている感が否めない。どうにもこうにも。
読了日:07月16日 著者:カトウ ハルアキ
ヒャッコ 4 (Flex Comix)ヒャッコ 4 (Flex Comix)
2冊続けて読むと、どの子も可愛く見えてくるふしぎ。雀は奔放でいいなあ。
読了日:07月16日 著者:カトウ ハルアキ
ヒャッコ 5 (Flex Comix)ヒャッコ 5 (Flex Comix)
いやー、面白かったなあ。生徒会長立候補とか四天王とかも良かったけれど、何気に、それらに決着がついてからの、熊彦の回の方が面白かったかもしれない。ひとりの変わった少年に、今までに登場してきた子たちを順々にぶつけて反応を見させる。これが本来、多キャラ漫画の極意であろうて。熊彦と祈ちゃんのカップルは、実は、ありなんじゃなかろうかとか思ったりした。
読了日:07月16日 著者:カトウ ハルアキ
地上はポケットの中の庭 (KC×ITAN)地上はポケットの中の庭 (KC×ITAN)
知り合いの知り合いが描いた漫画らしく、それで関心を持って読んでみたのだけれど、面白かった。途中までは「ファトマの第四庭園」が群を抜いて完成度が高いなあと思っていましたが「まばたきはそれから」も悪くないです。というか、将棋を題材として取り扱っているという時点で、評価を一段も二段も上げざるを得ません。特に、おまけの「対局日誌」は奨励会を舞台にしていて、ギスギスとした感じとキラキラした感じが、同時に描き出されていて、大変素晴らしかったです。
読了日:07月22日 著者:田中 相
とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)とある飛空士への恋歌 (ガガガ文庫)
長らく積んでいたけれど、完結しているし、と思い着手。前半までは、ひたすら暗くて「なんだこれは!?」と思ったけれど、三姉妹が登場してからは、それまでが嘘だったように明るくなって驚いた。1巻ラストは、なるほどなあというもので、恋歌は恋歌でも、切ない恋歌になりそうだな、と。ところでガガガだし電子書籍化されてないのかしら……?
読了日:07月22日 著者:犬村 小六
ハネムーンサラダ 1 (ジェッツコミックス)ハネムーンサラダ 1 (ジェッツコミックス)
この、のめり込めない感。溺れることを怖がって拒否する感。いい作品だなあと思うけれど、まだまだ、これから、どう物語が動くかで、変わりそうな感じ。
読了日:07月29日 著者:二宮 ひかる
ハネムーンサラダ 2 (ジェッツコミックス)ハネムーンサラダ 2 (ジェッツコミックス)
気がついたら、男1人に女2人の同居生活が始まっていた。しかも、関係があるのは、片方だけ……ッ! こ、これは、一体、何が起こっているのか。こんな生活環境で、精神は破綻しないのか!?(しています)
読了日:07月29日 著者:二宮 ひかる
ハネムーンサラダ 3 (ジェッツコミックス)ハネムーンサラダ 3 (ジェッツコミックス)
なにこの暗黒愛してる。こんなの呪いの言葉じゃんか!
読了日:07月29日 著者:二宮 ひかる
ハネムーンサラダ 4 (ジェッツコミックス)ハネムーンサラダ 4 (ジェッツコミックス)
まさかの3人暮らし、再び。この目まぐるしい倫理観に、驚愕を禁じえないが、奥付を見ると刊行は10年前。当時は、もっとセンセーショナルであったであろう。
読了日:07月29日 著者:二宮 ひかる
ハネムーンサラダ 5 (ジェッツコミックス)ハネムーンサラダ 5 (ジェッツコミックス)
いやはや。すごい漫画を読んでしまった。破天荒というか、デタラメというか。混沌の極みのような作品であった。まあ、とは言え、最後はスカッと爽やかに楽しかったような気がしないでもない。
読了日:07月29日 著者:二宮 ひかる

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