雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

本と涙と謎解きと、愛しさと切なさとボードゲームと

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■アニメ版Fate/Zeroの最終話を見ましたが……グッと来ましたね。
■以下、色々と語りますが、ネタバレ反転……をするのにも量が多いので、そのままにしておきます。まあ、気をつけてください。
■さて。
■と言うわけで。
虚淵玄による小説を読んだときは、なんと言ってもウェイバー・ベルベットとライダーの戦いがクライマックスであるように感じられ、この物語は、あくまで始まりに至るための物語であり、単体では完結しておらず、『Fate/stay night』をより深く楽しむための副読本として扱った方が良いように感じられたことを記憶しています。
■アニメを観終えた今も、気持ちとしては概ね変わっていません。『Fate/Zero』を単体の物語として捉えたとき、成長物語として完結しているのはウェイバーの周辺だけで、言峰綺礼遠坂凛に関しては、むしろこれから……と言った具合です。
■まあ、全体の感想はさておき、秋山が気になったのは、各キャラクタへの救済についてです。どうにも、この、救済というフレーズは、秋山にとってのテーマのひとつで、どの作品に触れても、最終的に、その人物が救われるかどうかが、とてもとても気になってしまいます。
■たとえば、アニメ版『Fate/Zero』の場合正義の味方を諦めた衛宮切嗣の代わりに、士郎が代わりになってやるよと言う場面が、ラストシーンに適用されていることもあり、いちばんのクライマックスであるようにも思います。秋山も、士郎の笑うところを見て、切嗣が静かに「安心した」と言った瞬間に「ああ、ずっと独りだった切嗣は、今、救われたのだ……!」と、はらり、泣きそうになりました。
■スタッフロールを見て、じーんと胸が熱くなる中、心中に過ぎったのは『Fate/stay night』における3つのエンディングです。『Fate/Zero』においては、最初から最後まで不遇で、何ひとつ与えられなかったセイバーも、やがては救済されますし、それは遠坂凛間桐桜も同様です。ですが、ただひとり、思い出せないのが、イリヤスフィール……彼女は……どうだったでしょうか……?

イリヤは最終的に父親の切嗣を恨まないといけない

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■『Fate/stay night』において、イリヤスフィールは、別段、好きなキャラではなかったので、驚くほど記憶に残っていないのですが、彼女は、果たして最後には衛宮切嗣の愛を知ったのでしょうか。秋山が覚えていないだけで、救われているのならばいいのですが……。
■この手の、時間を挟む作品の場合、概して語り手が登場するのですよね。『Fate/Zero』と『Fate/stay night』において共通する語り手が登場し、色々と説明してくれるものですが、作られた順番と作中の順番が一致していないことから、当たり前ですが『Fate/stay night』において、衛宮切嗣の活躍を充分に説明してくれる人物がいなかったような気がします。
■敢えて、この役者の適任を探すとなるとウェイバーでしょうか……? 作品化はされていない様子ですが『Fate/stay night』の後に、遠坂凛と共に大聖杯をなんとかして、聖杯戦争を名実ともになんとかするらしいですし。ただ、彼自身は、たしか直接、切嗣と対決していないんですよね……うーむ……。
■まあ、そんなようなことを色々と考えた『Fate/Zero』でした。面白かったです。この世界観に、もう少し触れたいので、久々に『Fate/stay night』をプレイしたい一方で、どうせやるなら『魔法使いの夜』からスタートして『月姫』を経由したりして、時系列順に読み進めてみたい気持ちもあります。
iPhoneとかPSPで、さっくり遊べればいいんですけどねー……。

魔法使いの夜 オリジナルサウンドトラック

魔法使いの夜 オリジナルサウンドトラック

追記

id:kim-peaceさんの、はてスタに衝撃。
■『Fate/hollow ataraxia』は触れてないので、そっちで誤解が解けているのであれば納得なのですが……。今度、飲み会か何かで会った時に、詳しく話を聞きたい所存。