雲上四季〜謎ときどきボドゲ〜

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森博嗣、川上稔、上遠野浩平全作読書会に向けて準備

 人生における課題として、いずれ森博嗣、川上稔、上遠野浩平の全作読書会を企画したいと考えています。

読書会とは

 読書会というのは、本読みにとってはお馴染みのイベントですが、平たく言うと感想を言い合う場です。事前に課題図書を定めておいて、参加者全員でその課題図書を読んでおいて、ネタバレ全開で語り合うのが主な趣旨です。単に「あのキャラが可愛かった」「うん、可愛い」と言い合うだけのも楽しいですが「この作家は、○○の影響を受けていて、このキャラは、あの作品の、あのキャラのもじりである」「そうだったのか! 知らなかった!」みたいな新たな発見があるのも楽しいです。また「このトリックがよく分からなかったのですが……」「つまり、こういうことです(おもむろに立ち上がって、ホワイトボードを使って説明」「なるほど……!」みたいのも個人的には好きです。
 森博嗣、川上稔、上遠野浩平はいずれも、秋山が学生時代にこよなく愛した作家であり、かつ作品同士がクロスオーバーするという特徴を持った作家です。個々の作品を取り上げて読書会をするのも楽しいですが、やはり全作を読んだ上で「あのシリーズの、あのキャラは、この作品で、この場所にいたことが示されているので、このシリーズの、あのシーンで描かれた通行人Aは、つまり、この人物である」「おおー!!」みたいのをやってみたいです。

読書会を開催する上で

 課題図書は、その作家の、その時点における全作としたいです……が、参加自体は、全作を読んでなくとも可としたいと考えています。
 ただ、秋山自身は、事前に、全作を再読したいですし、さらには読書会の副読本として、全作のあらすじをまとめたり、人物相関図や年表みたいなものを作って、資料として提供したいです。
 参加者の中には、全作読書会に参加するからには、全作を再読したい! という猛者もいるでしょうから、開催するとしたら「2年後のGWに一泊二日で開催します」みたいな感じにします。2年という設定で足りるかどうかは分かりませんが……。

まずは調査

 実際に、いつ、全作読書会を企画するかはさておき、いったん、どれだけの冊数があるのかを確認するためにWikipediaを見てみました。以下、覚書として。

森博嗣

・S&Mシリーズ(10冊)
・Vシリーズ(10冊)
・四季シリーズ(4冊)
・Gシリーズ(9冊)
・Xシリーズ(5冊)
・短編集(5冊)
・スカイ・クロラシリーズ(6冊)
・Mシリーズ(3冊)
・Zシリーズ(3冊)
・百年シリーズ(3冊)
・ヴォイド・シェイパシリーズ(5冊)
・単発作品(15冊)
以上78冊
・トーマの心臓
・その他、日記系、新書系、絵本、詩集、同人誌、他いっぱい

川上稔

・都市シリーズ(17冊)
・終わりのクロニクル(14冊)
・境界線上のホライゾン(20冊)
・連射王(2冊)
以上51冊
・その他、ゲーム、同人誌、単行本未収録いっぱい

上遠野浩平

・ブギーポップシリーズ(18冊)
・ビートのディシプリン(4冊)
・冥王と獣のダンス
・機械仕掛けの蛇奇使い
・ヴァルプルギスの後悔(4冊)
・螺旋のエンペロイダー(2冊)
・ナイトウォッチ(3冊)
・事件シリーズ(5冊)
・酸素は鏡に映らない
・私と悪魔の100の問答
・戦車のような彼女たち
・しるずさんシリーズ(5冊)
・ソウルドロップシリーズ(6冊)
以上、計53冊
・恥知らずのパープルヘイズ
・その他、単行本未収録いっぱい

振り返ってみて

 ああ、今さらながらに『電撃hp』と『メフィスト』を手放したことが悔やまれます。
『アイソパラメトリック』と『魔的』は、多分、どこかにあるはずです。電撃の通販本は、どこまで追っていたか覚えていません。川上稔の最近の同人誌やDVDおまけ本はさっぱりです。『機械仕掛けの蛇奇使い』の下敷きになった「虚無を心に蛇と唱えよ」が掲載された『電撃hpSPECIAL2002秋』も持っていたはずですが……。
……ああ、なんだか、早くも「やっぱり、やーめた!」という感じです……。

全作読書会の対象として

 小説以外を含めるかどうかは悩ましいところですね。
 特に森博嗣。
 新書系やエッセイ系は入れてもいいかもしれませんが、日記系を入れると、読まなければならない分量が膨れ上がります。
 後は『トーマの心臓』と『恥知らずのパープルヘイズ』も扱いに悩むところです。入れるとして、原作は参考図書扱いになると思います。『トーマの心臓』は萩尾望都の原作3冊で済みますが、荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』は、五部だけに制限しても、けっこうな分量ですからね。
 でも『恥知らずのパープルヘイズ』を抜きにしても、『ブギーポップ』を語る上で、『ジョジョ』は基礎教養な気もします……と言うか、その考えで行くと、上遠野浩平は音楽が重要な要素になりますし、ああ、川上稔は神話や歴史が重要な要素に…………。

まずは

 と言うことで、まずは、自分を追い込むためのエントリでした。
 いずれの作家もディープなファンが多いでしょうから、このエントリが識者諸兄の目に止まって、ご助力を得られることを祈ります。最大の懸念は、秋山自身の性格でしょうか。凝り性なので、やっぱり自分でちゃんと再読して、そしてあらすじ、登場人物一覧、人物相関図、年表をまとめたいのですよね……。
 まあ、今日のところは、とりあえず意思表示ということで。

追記

 京極夏彦、西尾維新、奈須きのこ、伊坂幸太郎全作読書会も興味があるところですが、さすがに誰かにお任せします……!!

追記(5月21日)

 川上稔は確かに露骨なキャラクタのクロスオーバーはありませんが、たとえば『終わりのクロニクル』に端を発し、『境界線上のホライゾン』を経て、『都市シリーズ』に辿り着くのだと考えると、各概念の捉え方が深みを増すと思います。またBABEL周りや、各作品における竜の考え方も面白いと思います。