梟老堂さんのゲームマーケット2017春の新作『イアルへの道 -Path to Yaaru-』を遊びました。
秋山の記憶では、梟老堂さんのブースは、能登ごいた保存会東京支部ブースの隣でした。秋山は東京支部員なので、この日はインスト要員として少しブースでインストしたりしていたのですが、隣のブースのゲームが面白そうだなあと、ちらちら見ていたのです。
ほら、バステト神、可愛いじゃないですか。
バステト神と言えば、調布駅の近くにバステトカフェというお店があるんですよ。
その昔、まだ秋山が大学生だった頃、調布に住んでいた友人が「猫好きなら、良い店に連れて行ってやるよ」と教えてくれたのです。
閑話休題。
そんなバステト神の可愛いイラストがパッケージに描かれていて気になっていたので、遊ぶ機会に恵まれてラッキーでした。
プレイヤはゲーム開始時点において死んでいて*1、楽園を目指し、死者の国を旅しています。
古代エジプト人の死生観は、ほんとうに面白くて、彼ら、安寧に満ちた死者の国で、生前の頃と同じように働こうとしているんですよ。いったいどんな社畜なんでしょうか。ちょっと信じられませんね。
「おらおらー、神様に謁見すっぞー、どんどん駆け上るぞー」
「あれ、秋山さん、全然、ジェド柱、建ててなくないですか? 侵入条件、満たしてませんよ」
「いかん、忘れてた」
「もっと働きましょう」
仕方がないので、来た道を戻りながら、せっせと働きます。
「今日、一日、ボードゲームを遊ぶことを心の糧に、仕事をがんばって切り上げたはずが、どうしてゲームの中でも働かなくてはならないのか?」
「ほら、ブツブツ言ってないで働きましょう! メジェド様が見てますよ」
「わー、労働たっのしー」
「君は労働が好きなフレンズなんだねー」
なんか、ちょっと危ないひとみたいですね。
後、関係ないですが、メジェド神もいいですね。橋本紡『毛布おばけと金曜日の怪談』に登場しそうな外見なのに、「打ち倒す者」という名も持っていたりして、カッコよすぎます。
そんなこんなで楽しく遊びました。
点数的には、途中、ふざけすぎたこともあり、ひどいありさまでしたが、まあ、過程が楽しかったので良い感じです。
あ、後、世界観が、あまりに良かったので忘れていましたが、両端のカードしかピックできない変則的なドラフトは、とても優れた斬新なデザインであると感じましたが、時々、うっかり真ん中のカードをピックしてしまいそうになって困りました。
*1:まるで浄土双六ですね! 死からのスタート!