KITERETSUさんのゲームマーケット2017春の新作『猫と死体と12人の容疑者』を遊びました。
カードを1枚だけ抜いて、残りを全プレイヤに配って、抜いたカードを当てる。という推理ゲームは世に多いですが、このゲームも、その一種と言っていいかもしれません。
実際には抜いているわけではなく、男か女か、痩せているか太っているか、若いか中年か老人かといった属性カードを配るカードに加えることで、この3つの条件に合致する人物を当てるのが目的です。
続けて2回ほど遊びましたが、極めてふしぎなプレイ感でした。
感想としては、タイトルにも記載した通り、極限までシンプライズされている、です。
配られた手札によっては、ほとんど何もできないうちにゲームが終わるのです。つまり選択の余地がないのですよね。ただ単純に、端からカードをオープンするだけの作業。
とは言え、1ゲームは5分も掛からないので、そういう悲しい目にあったら、即座に、
「もう1回、遊ぼう!」
と言えば解決するわけですが。
実際にそういうことになったので、続けて2回、遊んだわけですが……ううーん、その、ふしぎなプレイ感です(重要なことなので
いや、なんとなくなんですけれど、面白い気もするんですよ。
極めて鋭利なナイフが持つ、尖った面白さを内に秘めているような気がします……が、気のせいかもしれません。よく分かりません。
よく分からない、という結論に至る時点で、それだけ奥行きのあるゲームと言えるのかもしれませんし、ただの気のせいかもしれません。
オインクゲームズさんの『藪の中』も最初に遊んだときは、
「なんじゃ、こりゃ?」
と思ったのですが、続けて遊んでいるうちに、
「これ……面白いのでは!?!!???」
と気づくことができて、それ以来、好んで遊んでいるので、一見では、やっぱり分からないことがあるんですよね。
と言うわけで、このゲームについては、いったん、ここで置いておくことにします。面白いかどうかは、いずれまたレポートする、かもしれません。よろしくお願いします。