西尾維新のデビュー作『クビキリサイクル』がアニメ化と言うことで、なぞともカフェが周遊謎としてリリースした、ナゾラリー『ギフテッドテスト』を遊びました。西尾維新の大ファンとして早急に遊ばざるをえない! そう考えて速攻で遊びました。
傑作でした。
今年の周遊ベストかもしれません。
感想
傑作でした。
そう書きましたが、ひとによっては駄作かもしれません。
あるいは「騙された!」と叫ぶかもしれませんし、「これはありなのか?」と疑問を投げかけるかもしれません。
その一方で、笑顔で「騙された!」と喜ぶひとがいるかもしれませんし、「これもありなのか!」と謎解きの新たな一面を発見するひとがいるかもしれません。
コラボ作であることに、ある種のもったいなさを覚えると同時に、これこそ西尾維新の戯言シリーズ感に溢れていると快哉をあげたい気持ちもあります。
どうなのでしょう。
なるべく多くの方に遊んでいただいて、感想を聞きたい気分です。
と言うか、自分でも、どうして成功できたのか分かりません。
謎解きを遊んでおらず、ただの西尾維新ファンだった頃の秋山ならば、まず成功は出来ていなかったでしょう。
その一方で、謎解きに慣れきってしまった秋山は、完全に殺されていました。
成功することができたのは、西尾維新に対する愛と、謎解きに対する愛が、ギリギリの、ほんとうにギリギリのバランスで成り立ったからこそ、閃くことができたと言えます。
認められるのか、認められないのか。
傑作なのか、駄作なのか。
広く世に問いたいですね。
余談
ここから蛇足になります。
西尾維新に登場するキャラクタたちは、誰も彼も心の底から好きで、心の底から嫌い、もしくは憎んでいるキャラは、そんなにいません。とても共感しますし、彼らの、ときに常軌を逸した行動は目を剥きはしますが、ある種の納得感もあったりします。
いちばん好きなのは誰でしょうか。案外、玖渚友かもしれません。
彼女が幸せに暮らすことができる世界は、ほんとうに素晴らしいと思います。
奇策士とがめも好きです。病院坂くろね子……失礼、噛みました、病院坂黒猫も好きです。少女不十分の少女も、五番目の妹も、空々空も、羽川翼も、球磨川禊も、哀川……ではなくて、潤さんも、安心院なじみ……ではなく、安心院さんも、もちろん萩原子荻も好きです、が、意外や意外、いちばん好きなのは、園山赤音、かもしれません。
健康が煙草に悪いのだよ。
この台詞、ほんとうに好きです。
と言うわけで、今回の謎解きにおいて、どこを突破口にするかは人によって異なるでしょうけれども、秋山にとってのそれは園山赤音でした。こんなに嬉しいことはないですね。
この謎解きを傑作と断言するのは、思い入れ補正もあることでしょう。
でも、まあ、いいじゃないですか。
好きなものは好き。
良いものは良い。
傑作は傑作。
そういうことです。
終わりに
そう言えば、コラボドリンクも飲みました。
コーヒー党なので、普段、こういうのは飲まないんですけれど、玖渚友モチーフとあっては頼まざるをえませんでした。