乗りつぶし、ってご存知ですか?
秋山はこのゲーム『日本全国 特急旅行ゲーム』で初めて、この言葉を知りました。
すべての路線を乗車する、完乗とも言われる行為のことだそうです。
『日本全国 特急旅行ゲーム』は、ろーりん☆つーりすさんがゲームマーケットで頒布されていらっしゃる同人ゲームで、秋山が遊んだのは2015年版に2017年ダイヤ改正対応セットと、エクストラカードを加えたものです。
いわゆるダイスゲームで、ダイスを振って、日本全国を何度も何度も何度も横断したり、縦断したり、横断したり、縦断したりします。
正直、プレイする前は、危険な予感しかしませんでした。
電車に対する思い入れは少なく、乗りつぶしにも興味がなかったので、果たして楽しめるかどうか……不安いっぱい。
しかしですよ、これがですよ、遊び始めて5分くらいで、
あ、これ、面白いやつだ!
ってなっていました。
いくつかポイントがあります。
まずは、効率的なムーブ。
これはボードゲーマーなら、10人に3人くらいは同意を得られるのではと思うのですが、ここからここまでを、この特急カードで移動して、そこからここまではこの新幹線を使って、辿り着いた先で夜行列車に乗って……、と計画を立てていくだけで、もう楽しいです。
逆に、途中を効率的に繋ぐことできるカードを持っていなかったり、行って帰るだけの手戻りが発生してしまうと、ぐぬぬという気分になります。
もうひとつは、勉強になること。
このブログで何度か書いていますが、秋山は営業で、わりと都内を飛び回っています。千葉埼玉神奈川はもちろん、ときどき静岡山梨群馬まで足を伸ばすこともなくはないです。
そうすると、
あずさ? ああ、甲府に行くのに使ったことがあるけれど……へえ、松本まで行くんだ!
素直に勉強になります。
後、秋山は名古屋愛と能登愛が強めなので、愛知県や石川県が始発/終点だったり、そこを経由するような路線は、全般的に乗ってみたくなります。
今回のプレイでは、手札的に、関東、中部、関西、東北、四国に偏りましたが、九州はけっこう面白い路線が多そうだったので、次のプレイでは九州を攻めたいですね。九州は今のところ、福岡と熊本、宮崎にしか行ったことがないですが、どこも、ほんとうの良い土地で、それらを繋ぐ電車も格好いいのが多いですよね。
ゲームとしては、若干、冗長なきらいがありますし、ダイスを振って駒を移動させるだけで、これといった起伏があるわけではないので、好き嫌いが分かれそうですが、これを読んでピンと来た方は、きっと楽しめるかと思います。