在りし日の九龍城を模したゲームセンターであるウェアハウス川崎で2018年7月6日から10月末までの期間限定で始まった周遊型のリアル謎解きゲーム『電脳九龍城からの脱出3』を遊んできました。
謎制作は、よだかのレコードさん。タイトルに3とナンバリングされていますが、ストーリー的な連続性はなく、以前の謎解きを一切、触れてなくとも遊ぶことができます。
ネタバレには配慮していますが、気になる方は回れ右推奨です。
ストーリー
あなたが迷い込んだ場所、
そこは巨大なスラム街電脳九龍城。
この街には、様々な人間が住んでいる。
しかし、住んでいるのは人間だけではないようだ。
人間に化けた悪魔が、街の多くを占拠している。
悪魔は狡猾に、人間から金品や食料を搾取している。
なんとかしてこの場所から帰らなくてはならない……
しかし電脳九龍城の扉は固く閉ざされている。
あなたは謎を解き明かし、悪魔のヒミツを知ることで、
悪魔を倒せる特別な能力を持っている。
電脳九龍城に救う悪魔の謎を解き明かし、
https://secure01.blue.shared-server.net/www.warehousenet.jp/kowloon3/
電脳九龍城から脱出しろ!
感想
シリーズ第1弾は、九龍城感が、第2弾はゲームセンター感が前面に打ち出されたものでしたが、今回は、また異なる雰囲気でした。敢えて言うと第1弾に近いかもしれませんが、個人的には圧倒的に女神転生でした。
スラム街の住民たちは悪魔に迫害されており、悪魔の出してくる謎を解き明かすことで、その悪魔を倒し、スラム街の住民たちを救うことができる。いかにも女神転生で、ウェアハウス川崎の怪しげな雰囲気も相まって、非常に盛り上がりました。
プレイに要した時間は、ノーヒントでぴったり1時間半。
途中、瞬殺できずに店内を徘徊することになったり、なかなか店員さんが捕まらないというある種の渋滞にはまりましたが、それでもかなり早い方だと思います。
そうとうの熟練者でも1時間は掛かるかと推察され、謎解き初心者であれば、ゆうに3時間は掛かってもおかしくない分量だったと思います。
今までの作品でもそうでしたが、懸念はタバコでしょうか。
周遊の過程で、喫煙エリアにも足を踏み入れる必要があるので、タバコ駄目絶対という方には向きません。
タバコOKで、ゲーセンの雰囲気……と言うか、九龍城を模したダークな雰囲気が好みであれば、絶対にオススメです。特に女神転生好きであれば、あの作品内に入り込めるような印象さえあると思います。
ゲームセンターには、FGOアーケードがありましたが、3筐体の内、2つが空いていて驚きました。Twitterを見る限りでは、遊ぶのには行列を覚悟しなければならない。みたいな感じでしたが、空いているところは空いているものですね。
今回は、謎解き後に予定があったので、試したい気持ちをグッと堪えて見送りました。
謎解きに参加すると、ウェアハウス川崎店で使える無料チケットが貰えるのも嬉しいポイントです。
メダルゲームを遊んでいる暇はなかったので、クレーンゲームだけ遊ぼうと思いましたが、無料分だけでは賞品がゲットできず、追加で700円ほど投入し、まんまとお店の策略にはまった感。けれど、かわいくて便利なグッズが入手できたので満足です。
終わりに
駅から微妙に距離があることを除けば、雰囲気は抜群ですし、店内の空気は悪くなく、居心地は良いように思うので、今後も機会があれば遊びに来たいですね。
後、久々に来て、今さらながらにtakarush BLACK LABELが『金田一少年の事件簿R』とのコラボで開催した『電脳九龍城財宝殺人事件』を遊ばなかったことを少し後悔した次第です。半年も開催していたのですから、行けばよかったです。