いろいろあって放置してしまっていた亜種特異点4こと『禁忌降臨庭園セイレム』ですが、ようやくクリアしました。
途中で極端にテンションが落ちてしまい、再開に時間を要しましたが、まあ、何とかと言ったところ。
テンションが落ちた理由
いきなりですが、テンションが落ちた理由から。
あのですね。
クトゥルフネタがですね、あんまり好きではないんですよ。
いえ。誤解がないように言っておきますが、クトゥルフ自体は好きですよ。原作も読んでいますし、TRPGも遊びますし、クトゥルフを題材としたボードゲームは、むしろ好きな方です、『マンション・オブ・マッドネス』とか傑作だと思います。
でも、ですよ。
それまでクトゥルフが、まったく関係なかった世界観に、突如としてクトゥルフが入ってくると、凄まじく違和感を覚えるのです。作ってる方は、面白おかしく採用したのかもしれませんが、受ける側としては、クトゥルフ神話というラヴクラフトの創出した世界観を、盗用……とまでは言いませんが、良いように使っているように思えて、なんかズルいですし、それまでの世界観の延長線上で捉えればいいのか、クトゥルフ側の視点で捉えればいいのか困惑します。
片思い的に勝手にコラボしている、という捉え方をすればよい。とも思いますが、それにしてはクトゥルフ神話は完成度が高いので、多くの場合、食われてしまう。と思うのですよね。
FGOの場合、月姫から連綿と続く、奈須きのこによる、歴史や魔術、伝説や神話の独自解釈を土台にしていて、それを好ましく感じていたので、いきなりクトゥルフという、奈須きのこの解釈を経ていない他の概念が出てくると、余計に忌避感でした。
セイレムの出だしが面白かった、というのも余計に残念です。現在という時間軸に生まれた特異点に飛び、しかも最後のレイシフト、にも関わらず味方内に怪しげな人物が紛れ込んでいて、セイレムの様子も不可解。嫌な予感しかない。
と、めちゃくちゃ盛り上げておいて、唐突に「いあいあ」ですからね。
はあ……。
しかも最終的には、
なるほど、そういうことかあ……と。
様々な神々を取り込んできたのと同じように、クトゥルフ神話も、数ある神話と同じように取り込んだ、ということなのでしょうか。
うーん。
好きになれません。
劇中劇は面白かった
あんまり嫌いなところばかり挙げても仕方がないので、良かったところー!
旅芸人として劇中劇を展開するところは好きです。
ソロモン王とシバの女王の掛け合いとか、3人のジャンヌとか、けっこう好きでした。
狂気に侵食されるゲーム
ただ単に、電波の悪いところで遊んでいたから、だと思うのですが、ゲームを起動したら、こんな画面になって、思わず「うひゃー」となりました。
ビビりますわ。
終わりに
と言うわけで、さっくりおしまい。
なんか全体的にモヤモヤでしたね。クトゥルフ関係なく、ただ単に魔女やゾンビをやってくれていれば、ふつうに面白かったように思えて仕方ありません。