雲上ブログ〜謎ときどきボドゲ〜

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言葉で間取りを伝えるって難しい『間取りのカルタVR』の感想

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 ギフトテンインダストリさんの『間取りのカルタVR』を遊びました。
 スマートフォンやタブレット等の端末が必須のゲームで、デジタルとアナログを融合させた新しいタイプのゲームです。


 広義のカルタです
 親プレイヤが、アプリのインストールされた端末を持って、他プレイヤから少し離れたところで立ちます。
 その場で端末を覗き込むと、三次元的に、自分がいまいる部屋が表示されるので、右を向いたり左を向いたりしながら、部屋の特徴を伝えます。
 子プレイヤは、親プレイヤからの情報を元に、親プレイヤがいる部屋がどこなのかを推理して、テーブル上に並べられた間取りカードから「これだっ」と思うものを取る、そんなゲームです。
 実際のプレイ風景は、こんな感じになります。


「えーと、窓が2つ見えます」


「ベランダは?」


「ベランダはないです。扉がひとつ……ふたつ……いや、違う。ひとつは、両開きのクローゼットですね」


「窓が2つ、扉が1つ、クローゼットが1つ? そんな間取りないなあ」


「あー、でも、柱がせり出していて、部屋の奥が見えないんですよね。だから、窓や扉は、もっと多いかも」


「うーん、もう少し情報が欲しい」


「2つの窓は向かい合っていて、その間に扉があって。クローゼットは、せり出している柱の横についている感じ」


「あ、これかな?(パーン!)」


 こんな感じでカルタするわけです。
 けっこう表現力と言うか、説明力を求められ、親プレイヤが口下手だったりすると、ぜんぜん伝わってこなかったりします。見たまんまを言えば良いのにと思いつつ、いざ親プレイヤになってみると、おおよそ現実世界には存在しないであろう奇妙キテレツな部屋に放り込まれて、


「えーと、いびつに歪んだ八角形の部屋で、いちばん鋭角な角に扉があります」


 みたいな説明をするはめになって、これはこれで面白いです。
 ギフトテンインダストリさんの近作で、同じカルタ系と言えば、モールス信号でカルタする『モウルスカルタ』もありますが、個人的には、こちらの方が好みですね。面白かったです


面白かった! 部屋移動するときに、ぴょんってジャンプするのがいいね

よくテレビであるよね。一瞬である場所からある場所に移動するやつ

意外に伝えるのが難しかった

そうね。考えてみれば、普段、間取りを口頭で伝えることなんてないからね