フリーキーデザインさんのゲームマーケット2018春の新作『モンスターエンパイア』を遊びました。
3~8人で遊べるファンタジー感のあるボードゲームです。
各プレイヤは冒険者となって、島に巣食うモンスターを討伐し、いちはやく宝石を集めることを目的とします。
モンスターが持っている財宝は、戦闘に参加した冒険者全員で分配するので、なるべく少ない人数でモンスターを仕留めたいですが、あんまり人数が揃わず、戦力が足りないとモンスターを倒しきれません。
そこで活用するのが噂話です。
これから倒そうと思っているモンスターの特徴を、噂話にして流すのですが、
「そのモンスターは呪われています」
「そのモンスターは角を持っています」
「そのモンスターは空を飛びます」
出す3つの情報には、嘘を混ぜることができます。
他プレイヤは流れてきた噂を聞いて、手番プレイヤがどのモンスターに挑もうとしているのか、場を見て考え、できるだけ相乗りすることを目指すわけです。
他プレイヤに相乗りして貰えないとモンスターは倒せないけれど、あんまり多すぎると、得られる宝石も少ない、どう噂を流すのかが悩ましいです。
と、雰囲気は良いのですが、ゲーム自体は、けっこう淡々と進みました。
立体的なモンスターが目を引くのですが、やっていること自体は、ただの読み合いなので、そんなに複雑ではありません。どちらかと言うと、真剣に遊ぶというよりかは、見た目から得られるイメージを大事にしながら楽しく遊ぶゲームでしょう。
ところで、個人的にはルールブックを面白く感じました。
日本語ルールと英語ルールが併記されているのですが、英語ルールが壊滅していて、こちらを読んでもゲームはプレイすることはできません。つまり、デザインなわけですね。
アメリカンな見た目も含めて、デザインしているわけで、面白いアプローチだなと感じました。
ヒントの出し方が、ちょっと微妙だったよね。嘘を多くしちゃうと、ランダム性が上がっちゃうよね。何なら嘘なくても良かった
いや、嘘がなかったらゲームが成立しないでしょ。まあ、でも、嘘の比重が高いと、冒険者がバラけちゃって勝てなくなるよね
そう、バランスがちょっとね~、ぼっちは嫌だけど、皆と一緒は嫌みたいな。ワガママか! って言われそうだけど
ぼくらは4人で遊んだけれど、もっと多人数を想定しているのかもしれないね。最大8人までプレイできるわけだし。人数が多ければ、嘘があっても誰かは来てくれるでしょう
そうなのかなあ……