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週刊少年マンガのあるあると夢がいっぱい『ブックメーカーズ』の感想

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 オオツカ製作さんのゲームマーケット2017秋の新作『ブックメイカーズ』を遊びました。
 2~4人で遊べるバトル漫画のトーナメント編をモチーフにしたボードゲームです。


 テーマが最の高ですよ
 いわゆる特殊能力者同士のバトル物って大好物なんですよ。多分、最初は『幽☆遊☆白書』ですかね。『ジョジョの奇妙な冒険』、『封神演義』、『NARUTO』、『シャーマンキング』、『めだかボックス』なんかも好きです。『BLEACH』は何故か、縁がなかったですが、もしタイミングが合っていれば絶対にハマったでしょうね。
 最近だと『食戟のソーマ』も好きです。『僕のヒーローアカデミア』は1巻しか読んでいませんが、面白いことは分かってます。


 どの作品も、最初は一話完結型の連作短編みたいな形式なんですよね。『幽☆遊☆白書』だと霊界探偵編ですかね。この時期が好き! という読者も多いことでしょう。
 トーナメント編突入は、ひとによっては辟易みたいなところもある様子ですが、個人的には、まったく問題なし。むしろ、トーナメント編を経てからが勝負ですよ。他の対戦を見て、その力量差に愕然とするだとか、因縁の対決を経て脱落していくとか、そういう悲喜こもごも、ぜんぶ好きです。


 トーナメントで思い出しましたが、『シャーマンキング』で主人公の麻倉葉が辞退する場面は度肝を抜かれましたね。まさか、自らトーナメントを降りるとは……!
 関係ないですが『シャーマンキング』では恐山ル・ヴォワールが好きですね。林原めぐみは、綾波レイよりリナ=インバースより、恐山アンナですよ。
 ああ、でも最近は『昭和元禄落語心中』を観たんですけれど、みよ吉役はすごかったですねえ……。


 ここまで『ブックメーカーズ』の話を、まったくしていないので、そろそろ閑話休題。
 メカニズムとしては目的隠蔽系
 ゲーム開始時に肩入れするキャラクタを選び、そのキャラクタが優勝あるいは良い勝負ができるように各バトルに対して少しずつ介入し、その成果によって与えられる勝利点が、最も高いプレイヤが勝利します。
 システムそれ自体は、オーソドックスと言えることでしょう。それほど目新しいポイントはなく、わりとすっきりと入ってきます。


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 ポイントは、やはり充実したイラストと、バックストーリーです
 かなりの文章量で設定が用意されているのですが、その設定をさらっとでも流し読みした上で遊べば、これは盛り上がりますよ。秋山のようにバトル漫画が好きかどうかという適正もあるかもしれませんが。


 キャラクタで好きなのは、なんと言っても「正体を隠すボス」ことクロマクですね。
『めだかボックス』でも、いちばん好きなキャラは球磨川禊なんです。真っ赤に燃える主人公とか冷徹な相棒とか、どちらもストレートに過ぎます。
 自ら悪であることを知り、それを許容する悪にこそ、哲学を覚えます。いいキャラですよ、クロマク。


 と言うわけで、あんまりゲームの話はしていない気がしますが、こういう性質を持つ方であれば絶対の絶対に楽しめます。


主人公とライバルが戦う因縁の対決って、よくあるよね

好き

逆に因縁の対決が起こらずに勝っても、打ち切られるだろうから、実質負けだよ

な、なにそのメタな視点……


ブックメイカーズ

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