BrainBrainGamesさんのゲームマーケット2017秋の新作『トリックと怪人』を遊びました。
基本的には4人の推理ゲームです。
激烈に面白かったです。
何ラウンドかゲームを遊んで、その合計点を競うのですが、1回のラウンドは5分も掛かりません。凄まじくスピーディで終わります。
全プレイヤ、1枚ずつカードをプレイしていって、最も大きい数字を出したプレイヤが勝利。ただし、数字の低いカードのなかには、高い数字のカードを無効化する能力者もいて、誰がどのカードを握っているのか悩ましい……という感じです。
複雑過ぎない。
と言うのが、最大のポイントでしょうか。
シンプル、そしてシャープなんですよね。
同じ傾向の作品を挙げるならば『ワンナイト人狼』と『藪の中』。
どちらもその昔、ちょっと飲み食いしながら、何度も何度も繰り返し、飽きることなくプレイしました。
あるいは『犯人は踊る』も近しいところがあります。
秋山が遊んだのは、ゲームマーケットで頒布された500円版ですが、非常によく出来ていました。500円のゲームと言えば『ラブレター』や『セイルトゥインディア』など、傑作がいくつかありますが、それらに並びうる存在感です。
また、サマリーを除けば、カードが10枚しかないというのも、また信じがたいことです。僅か10枚しかないのにも関わらず、運がアクセントと効いていて、何度も遊びたくなってしまう中毒性を持っているんですよね。
オインクゲームズさんが商品化を手掛けられ、ゲームマーケット2018秋からは、オインクゲームズ版が販売されます。より入手しやすくなると思うので、未体験の方は、絶対に抑えておくべき傑作です。
カードが少ないのに、こんなにゲームになっていてびっくり! それに面白かったよ
日本では、長らく、カード枚数の少ないミニマルなゲームが、ひとつの流行になっているけれど、ここに来て新たな傑作が生まれたね